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題... 保釈はすべきですが、無罪では具合が悪い

◆ ゴーン氏ほどの人は、わずかなお金よりは名誉回復の方が大切でしょう。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ゴーン容疑者「絶対、裁判のため戻る」=無実訴え ⇒ http://bit.ly/2Gtv5KW     日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)の弁護人を務める大鶴基成弁護士によると、ゴーン容疑者は20日夜の接見で、「海外に行ったとしても、絶対に裁判のため日本に戻る」などと話した。保釈を意識した発言とみられ、「自分の名誉を回復するため、公判で無実を主張するしかない」とも語り、保釈申請書に書き込んでほしいと訴えた。

◆ 事実上の検察の負けの印象。

 私は、ゴーン氏が完全に“無実”とは思っていませんが、長期間保釈もしないほどの罪とも思っていませんでした。それは、以前のブログで指摘した通り。(→ 注1)
 今回の件は、“森友騒動”で検察がやった剛腕ぶりとはだいぶ違うようです。さすがに、今回は、裁判所も国際的な圧力などもあって、検察に安易に同意することはできなかったのですかね?
 日本の法の執行のシステムは、一応は良識的に機能していると見るべきなのかも。検察と裁判所が同じ発想で動いたのでは、“暗黒の社会”になってしまいます。[#暗黒の社会]
 裁判所の英断に拍手を送りたいと思います。

◆ ただし、検察も、裁判では何としても“有罪”を証明してほしい。

 ゴーン氏が“金の亡者”だったと裁判で有罪を証明できなければ、検察は、日産内部の権力争いに踊らされただけということになってしまいます。[#金の亡者]
 まさか、検察もそれほどの間抜けとも思えませんが、何しろ、この種の裁判ははっきり白黒がつけられないようなことも多く、弁護士の手腕次第でどう転ぶかわかりません。
 裁判の結果を注視しておきたいですね。
 それにつけても、森友夫妻は気の毒でした。もう少し腕利き弁護士を雇えれば良かったのでしょうが、腕利き弁護士は費用も高くつくのでしょうね?

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●(注1)  ゴーン氏の罪はそれほど大げさなものでもないということについては、2018.11.21のブログ『カルロス・ゴーン騒動とも言える状況』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2EHPxWC


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