見出し画像

題... ビジョンとシナリオ

◆ 尾身氏の指摘する通りだと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 五輪「今の状況、普通ない」 尾身氏、開催なら規模最小で―衆院厚生労働委 ⇒ https://bit.ly/3vNvOvE     政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は2日の衆院厚生労働委員会で、東京五輪・パラリンピックについて、現在の感染状況では「普通はない」との認識を示した。予定通り実施する場合は、感染対策の観点から規模を最小化すべきだとの考えも示した。   尾身氏はまた、「五輪をこういう状況で何のためにやるのか、目的が明らかになっていない。関係者がビジョン、理由を述べることが極めて重要で、それがないと一般の人は(感染対策に)協力しようと思わない」とも述べ、菅義偉首相に丁寧な説明を求めた。


◆ 尾身氏が、めずらしく積極的な発言をしてくれました。

 菅首相は“やることになっているから、何が何でもやるのだ”ということしか言っていません。そんな受け身のスタンスでは誰も本気で協力などしてくれません。
 菅首相には、自分のビジョンやシナリオなどはありません。すべてを“あなたまかせ”にする人なのですね。[ #あなたまかせ ]
 暗に、“自分には責任はない”と言っている。オリンピックをやるやらないを決めるのはIOCの権限。IOCがやると言えばやるしかないと考えるタイプの人だと思います。
 テニスの大坂なおみ選手を見習ってもらいたい。もうダメだと思ったら、彼女は、優勝のチャンスがあっても大会を途中棄権する。勝っているのに途中棄権し、罰金も払った。
 まだ将来があるのに、ここで無理をして他の選手にまで迷惑をかけたのでは、将来までが真っ暗になります。こんな判断ができるのが、自分に責任をもつ一流のプロなのです。


◆ 菅首相は、安倍政権では長く官房長官をやってそれなりの実績も残しましたが、首相としては失格です。

 官房長官というの、首相のスポークスマンとか秘書の役割の人。官房長官には、自分でビジョンを考える必要はありませんでした。
 首相の意向を聞いて、それがうまくいくように周辺整備をする役回りなのです。私流に言えば、官房長官は“執事”なのです。
 菅官房長官は、執事の才能はあったと思います。でも、首相の才能はありません。
 首相は、自分でビジョンを考え、全体のシナリオを描くことが大切です。IOCが承知しないから仕方なくやりますという程度のスタンスでは、やってもダメでしょう。[ #ビジョン ]

ここから先は

30字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?