天眼流’ @不自然な長時間労働を防止したいなら発想が間違っている
◆ まぁ、今更、法案提出をやめるわけにもいかんでしょう。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 労働調査の不備次々…働き方法案の提出方針変えず 政府 ⇒ http://bit.ly/2onb9hu ■ 政府が提出をめざしている働き方改革関連法案をめぐり、労働時間の調査で不備が相次いで発覚している問題を受け、野党側は23日の与野党幹事長・書記局長会談で、与党に提出をあきらめるよう要求した。政府与党は拒否する方針で、週明けに回答する。
◆ 長時間労働を減らしたいなら、そもそもの発想が間違っていると思います。
裁量労働制云々は大切ではない。“時間外の割増賃金率を上げる”と同時に、“サービス残業などのごまかしを徹底的に監視する”類の政策スタンスが大切。[#裁量労働制]
強引に労働時間を減らそうとしても、所詮は無理なことだと思います。私は、残業自体は悪いことではないと思います。悪くないことはどうやってもなくせません。[#残業]
ゆとりある数の人材を確保できない企業にとっては残業は重宝な手段。一方、労働者が自分の時間を犠牲にして高い収入を得ようとするのも、正当なやり方と思います。
また、無茶苦茶な残業を強いるような会社は、どうせロクな会社ではありません。労働者も、妙に遠慮せずに、そんな会社はスパッとやめてしまう勇気も必要です。
社会的な見地からはそんな会社は存在意義なし。労働者が見捨ててしまうのが良い。
◆ ただし、わが国の場合、他の先進国などに比べると残業代が異常に低すぎることは大きな問題です。
たとえばアメリカや韓国などは、時間外の割増賃金は50%ですが、わが国は25%。わが国の場合、残業してもさほど収入は増えません。
おまけに、“サービス残業”を当然のこととするような社会全体の風潮もあります。わが国の場合は、これらを何とかする類の政策が必要なのです。
残業などの割増賃金が高いと、企業も、もっと真剣になって労働時間を減らそうとするはずです。サービス残業などもってのほかという認識も大切。[#サービス残業]
わが国は、昔から“タダ働き”を嫌う国民性でもありました。だから、ボランティア活動がもうひとつ定着しないのだと思います。[#タダ働き]
タダ働きでかまわなければ、金銭報酬に無関係なボランティア活動に精を出せばいい。それは素晴らしいことです。でも、会社に対してボランティアしても意味ないのです。
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