共感工房 “ワグネル騒動は完全終結か?”

◆ まさに、イタリアのマフィア騒動と同じ展開だと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ プリゴジン氏、故郷サンクトペテルブルクで密葬 参列者わずか ⇒ https://is.gd/9IRga3 ■

 ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者で、23日に搭乗していた航空機墜落で死亡したエフゲニー・プリゴジン氏の葬儀が出身地サンクトペテルブルク郊外の墓地で執り行われた。同氏の広報担当が29日明らかにした。

 葬儀は非公開で行われた。現地メディアによると、遺族の希望という。国内外にその名を広く知られた同氏の存在感とは対照的な葬儀だった。

 一方、同じ航空機墜落で死亡したワグネル軍備補給部門のトップ、ヴァレリー・チェカロフ氏の葬儀も同日、サンクトペテルブルクの別の墓地で行われた。

 チェカロフ氏の葬儀には遺族やワグネルの傭兵、プリゴジン氏が経営する企業グループの従業員ら数十人が参列。ロイターのカメラマンも動画を撮影した。


◆ この騒動は、傍から見ていると、プーチン氏の指示でひとつの巨大組織が体良く処分されたという印象。

 プーチン氏が葬式に参列しないのは当然だし、家族などが大騒ぎすれば、プーチン氏の怒りは家族にまで向けられてしまう。

 まぁ、ワグネルのトップ3をまとめて処分できたのは、出来すぎの観もある。ひとりだけ処分しても、ナンバー2やナンバー3が残っていたら、新しい陣容ですぐ復活する

 マフィア組織は、ひとりですべてを取り仕切っているわけではない。指導層をまとめて処分してしまわないと具合が悪いことになる。マフィア組織には、そんな特性もある。[ #マフィア ]

 なので、私は、以前に、トップ3が同じ飛行機でノコノコ出かけるのは組織の自殺行為だと指摘しましたが、油断したのか、ワグネルはそうしてしまいました。(→ 注1)


◆ 考えても見よ! プーチン氏の怒りは尋常ではない。[ #プーチン氏の怒り ]

 プーチン氏は、自分の利権も大切にしているとは思いますが、彼の言動を冷静に見ていると、むしろ、国のメンツを最優先していると思います。

 彼は、ロシアという国が世界からバカにされるのを、最も嫌う。だから、傍から見ていると強引すぎるように見えても、国民の支持は意外に高い。

 国民の多くはプリゴジン氏の横暴を快く思っていない。所詮、プリゴジン氏は“国士”ではなく、単なるムショ帰りのならず者。それが、なぜかプーチン氏に気に入られた。[ #国士 ]

 そして、プーチン氏はプリゴジン氏にアフリカ諸国の巨大利権を与えてやったのに、プリゴジン氏は身の程をわきまえず軍を大っぴらに批判し、プーチン氏をコケにしました。

 プーチン氏が怒るのも当然なのです。

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●(注1)  ワグネルが油断してしまった云々の指摘については、2023.08.25のブログ『鉄のカーテンは分厚いのです』をご覧ください。[→ https://is.gd/xbxrJH ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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