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リーダーシップを発揮する上での意識の話

最近の気づきを書こうとメモを並べてから、これは一体なんの話なのか?と考えてみたら、リーダーシップ(主体性)を発揮する上での意識の話でした。

これは、コーチング、瞑想、ヨガ、古武術、舞踏(コンテンポラリーダンス)などのワークショップを通じて、身体意識や観察意識を磨き、同時に5月から新しい環境で働くことも相まって、気づいた事項でございます。

結論、質の良いリーダーシップは姿勢良く立ち、適切な意識の置き所を特定することです。

意識を置いた場所にリソースが集まり、結果が生じます。なので、どこに意識を置くかがリーダーシップを発揮する上での最も重要なことです。

わざわざ、言う必要もないくらい当たり前のことではありますが、その結論に至るところも併せてシェアすると伝わるものもあるかと思い、文字にしてみます。

意識とリソース

結果を出すためには、リソース(材料)が必要です。その材料と意識についての関係を少し書いてみます。雨がしとしと降る深夜にふと目が覚め、眠ろうとせずにベッドに身を委ねて、雨の音を聞いているときに気づきました。

  • 自分のネガティブな感情も含めて全てのリソースが繋がってる(世界は全て繋がってる)

  • 意識の置き所でそのリソースの編集の仕方、集まり方が変わる

  • 意識の置き所は本来的に自由だが、多くの意識の置き所は固定観念や恐れなどの影響を受けてる(無意識)

  • 無意識を意識化することで、より自由に意識の置き所を決めることができる

無意識の意識化

より自由な意識の置き所を決められるようになるには、無意識を意識化することが重要と書きましたが、そのことについてもう少し書いてみます。

  • 基本的に人間は無意識のうちに、自分自身、目の前の事象をジャッジしている(良し悪しなど)

  • 無意識の意識化の最初であり、最後の取り組みは、自分自身、目の前の事象をジャッジメントなく見つめること

  • ジャッジメントなく見つめる観察眼を育むには以下のような対話空間や身体からのアプローチが有効

    • コーチングの安心・安全空間で評価なく自分を見つめること

    • 身体や呼吸からのアプローチ(瞑想、禅/調身調息調心)

身体、呼吸、高度が上がる観察意識

リソースをよりよく活用していくために、ジャッジメントなく見つめる観察眼を育むことが重要で、身体・呼吸からアプローチするのが有効と書いた。そして、このアプローチを行っていくと、観察意識をより上昇させる(俯瞰意識/視座を高める)ことが起きます。

  • 身体性を磨いていくと(姿勢を整えていくと)、どこかのタイミングで呼吸がとても深くなることを感じる。(鼻炎持ちの私は鼻炎が消えた)

  • 目を瞑り、吸う息で背骨の一つ一つを積み重ねると、気が上に流れ、吐く息で気が下に流れることを感じられる

  • 観察意識(メタ意識)は当初は自分自身の身体を近くで観察しているが、どこかのタイミングでより高い(というかどこまでも高い)視座に観察意識を置くことができることに気づく

観察意識の高まり、自身のあり方と垂直方向の感覚

ここに書くことがリーダーシップの真髄のような気もしています。自身の変容を求められ、ひりつきながら、どうにかなるだろうという楽観が同居する感覚。

  • 自分とも深く紐づいている、どこまでも高い視座に置いた観察意識(意識の置き所)は、新たなあり方を与えてくれる(認知科学コーチングでいうところのwant to、理想の現状ではない未来、ビリーフシステム)

  • ただ、実際はもっとひりついた感覚で、自分のあり方を見直さないと解くべき問題を認知できないや解決を行えないという感覚を持ち、必要に駆られてあり方を変える、視座(観察意識)を上げざるを得ないというのが現実

どんな問題も、それをつくり出したときの意識レベルでは解決できない。

アルベルト・アインシュタイン
  • また、この自分に深く紐付き、どこまでも高い視座と繋がる意識は垂直方向の感覚と個人的には呼んでいて、この感覚はヒリつきはありながらも、不思議と安心感がある状態と感じている

  • そして、垂直方向で思い浮かぶ言葉は「芯、軸、柱、幹」といったどれも何かを成すには必要不可欠の質感をもたらすものばかりで、本質的な感覚なのかなと捉えている

  • 柱、すなわち「鬼滅の刃」の世界

さいごに

冒頭に書きましたが、意識を置いた場所にリソースが集まり、結果が生じます。なので、どこに意識を置くかがリーダーシップを発揮する上での最も重要なことです。

そして、意識の置き所は自分自身としっかりとつながった上で、どこまでも高い視座を持つことで、ひりつきと安心感を持ちながら、置き所の選択に自由になれる。そんなことを書きました。

ただ現実は、実際は見立てと異なることが起きたときに、自分の意識をどこに置くべきなのかに悩み、鍛錬の毎日です。一方で、自分に紐づく観察意識を高めると、ご縁が広がっていくことを感じております。

まだ、こんなことを書くのは早い気もしたのですが、どなたかの役に立つ気がしましたので、シェアしてみました。

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