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Worldshiftに参画した当時を振り返りながら「サスティナブル」について考察する

みなさん、こんにちは。
株式会社Liberty 代表取締役の三上結香(みかみゆか)です。
毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

8月よりご縁があったstyle table DAIKANYAMAの代官山本店の運営に携わらせて頂いており、日々勉強中です。勉強できるフィールドがあることが非常にありがたいですね。

最近はお店が地上波の番組で取り上げられたり、1周年を記念したパーティを開催したり、とたくさんの方に応援して頂いている中で、よく「コンセプト」について聞かれることが増えました。

「サスティナブル」「エシカル」「ヴィーガン」というキーワードは元々身近にあったものではありません。表題の通り、学生時代に「Worldshift」に参画したことが1つのきっかけとなったため、今日は当時の「Worldshift」の思い出を少しお話できればと思っています。

1、Worldshiftへの参画のきっかけ

Worldshiftとは、持続可能で平和な世界へのシフトに向けた考え方です。2009年9月9日、アーヴィン・ラズロ博士の呼びかけによりロンドンにて行なわれた「ワールドシフト会議」にて世界に向けて発信された「世界的緊急事態における、ワールドシフト2012宣言」がスタートだと言われています。

三上結香が携わったWorld Shift

私は参画したきっかけは、「Worldshift in Osaka」。大学3回生の時に手掛けた「世界学生環境サミットin京都」では広報部長として仕事をしていました。その経験もあり、アルゼンチンから帰ってきて就職活動を終えた際に、「Worldshift in Osaka」というイベントをやるから手伝って欲しいと頼まれたことがきっかけです。

元々Worldshiftという考え方を知っていたかというと実はそうではなかったのですが、アルゼンチンへの留学を経て、「世の中に対して何かしら貢献できることはあるのだろうか?」という想いをとにかく形にしたい!と思い、世界中のリーダーの方々が取り組もうとしている活動に興味があり、参画することを決めました。

2、アーヴィン・ラズロ博士との対面

様々な経験をさせて頂きましたが、その中でも特に、 Worldshiftを最初に提唱されたアーヴィン・ラズロ博士(Ervin Laszlo)に直接イタリアでお会いできたことはその中でも特に貴重な経験でした。

アーヴィン・ラズロー博士と三上結香(イタリアにて)

当時、留学時代の友人に会うためにスペインにいた私は、Worldshiftのイベント当日に向けた直筆のサインもらうために、急遽イタリアに移動。博士の住む田舎町に一番近いピサの空港に着いたのは夜22時頃。空港から博士に直接お電話させていただき、翌日の朝に迎えに来ていただくことが決まりました。

今から思うと、日本から見ず知らずの学生をご自宅に迎えられる博士の気さくさ、器の大きさに感服するのですが、博士は快くもてなしてくださり、食事を共にさせてくださり、Worldshiftへの想いや私たちへのエールをくださいました。

緑に囲まれた田舎町で、「"Worldshift"していくのは、君たち1人1人だ。」とおっしゃったことを今でも覚えています。

3、身近な生活から変えられることは何か

Worldshiftに参画したおかげで、私自身は、世界のリーダーが提唱している考え方を「具体的にどのように自分の生活に落とし込んで行動を変えるのか」が大事だと考えるようになりました。

社会問題に対して議論することや、主張することは簡単ですが、実際にそれに対して今、自分自身ができることが何なのか。

大学卒業後、就職後もいろんな方法・手段を考えてみたのですが、正直ピンとくるものが思いつかず、真新しい何かではなく、私の普段の生活の中でこれだけは外せない!というものにしようという思いに至りました。

それが「消費行動の選択の基準を変える」ことです。

消費行動というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、つまりは、買い物です。

私は実は趣味がショッピング!と言えるくらい、買い物が大好きです。つい時間があればウィンドウショッピングをして、来季に着る服を考えたり、雑誌を見れば次に買うものを想像したりして、楽しんでいます(苦笑)

この趣味そのものを、より社会や地球に対して「良い」ものに変えることが、私にとって一番の「シフト」になるのではないかと考えました。そして、消費行動は世の中すべての人が日頃から行っていることであるとしたら、私のささやかな取り組みは、結果的に大きな影響を与えられるのではないかと考えました。

今までの私は、「かわいい」「オシャレ」「安い」という理由で買い物をすることが多かったです。これは今でも変わりません。ただ、それにプラスαで「健康にいいもの」「地球にやさしいもの」「エシカルなもの」につながるものを選ぶことを意識しています。そんな風に持続可能で、無理なくできることからお役に立ちたい、と思うようになりました。

普段どこかに使っているものを、より「やさしい」ものに変えるだけ。1人1人が「やさしい」選択をすることで、よりよい世の中になる。

style table DAIKANYAMAはそんな私の想いが形になった場所です。このブランドを作ってくださったプロジェクトチームの方々には感謝していますし、この理念に共感する人が増えて、今後多くの店舗展開が見込まれることが今からとても楽しみです。

Worldshiftに参画してからはや10年近くが経とうとしていますが、少しは、当時のラズロー博士に答えた「Yes, I will」に見合う行動ができていればいいなと思っています。そして、これからも少しでも世の中に貢献できることが増えるように、私自身もさらに精進してまいります。

皆さんも、今できる「シフト」を一緒に考えてみませんか?



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