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【立ち上げストーリー】いざという時に、真実が分かるという話。〜その1〜

みなさん、こんにちは。
株式会社Liberty 代表取締役の三上結香(みかみゆか)です。

久しぶりの【立ち上げストーリー】です。
何かを始めるのは簡単ですが、それが形になるまで継続することや、何かを辞めることは難しいと感じている今日この頃です。
(前回の記事はこちらから)

さて、今日は新たなトラブルに見舞われた話をしようと思います。
11月は慌ただしく、あっという間に過ぎて、それでいて学びが多い1ヶ月になりました。

まさかの店長が入院してしまった!?

前回の記事で、堂々と「売上があがった原因は、今の店長のおかげだ」と書いた矢先に、なんと、その大事な大事な店長が入院してしまったのです。。。

入院した当日、お店は定休日で、私は店長とショッピングに行く約束をしていました。
時々、仕事での人間関係をプライベートに持ち込まない、という方がいますが、私はありがたいことに仕事とプライベートの垣根がありません。(恋愛は別ですね。)仕事・プライベート関係なく、一緒にいたい人と一緒にいることができるのは幸せなことだと改めて感じます。

話を戻すと、入院したその日の店長は、いつもは人一倍元気に登場するところを、ものすごい苦しそうな顔で登場しました。

「どうしたん!?」

聞くと、お腹が痛い、と言います。「病院に行ったら?」というと、「行っても変わらないから大丈夫です!」「え、このままお店に行くの!?」「はい、大丈夫です、行きます!」「本当に!?」「約束は守りたいんで!」

こんなやりとりを繰り広げ、結局、店長は私だけでなくその他友人との約束を守ったのちに、夜中に救急車で病院に運ばれたというニュースを聞くことになったのです。(涙)

店長に頼りきってしまっていたという現実と向き合う

「2週間ほど入院することになりました。」
店長からの連絡を受けた時の私は、店長の体を心配する気持ちと、「どうしよう」の気持ちでいっぱいでした。

あれほど、前のnoteに「経営判断をした!」なんて豪語しておきながら、実際は経営判断なんてかっこいいものじゃなく、ただ力のある店長に頼りきってしまっていただけだったのではないか?だから、負荷がかかりすぎて、店長の体が悲鳴をあげてしまったのでは!?
私自身が彼女に依存してしまっていたことにお詫びの気持ちでいっぱいになり、それと同時に、「店長不在で、今月の目標をどうやって達成すればいいんだろう!?」と現実と向き合い、頭を抱えてしまいました。

「自分さえいれば成果になる」
この状態が無敵であると同時に、自分がいない時にも成果になってこそ、初めて再現性のある仕事ができていると言えます。
頭でわかっていることと、いざ実践することは、全く別物です。今回はそれを嫌というほど味わいました。

さっそくシフトを組み直し、店長不在の中最初の1週間がスタート。

「これってどうやるんだろう?」
「これってどこにあるんだろう?」
「この場合は、、、??」

あ、ヤバい、わからないことだらけすぎる。

いかに今まで店長に依存していたのかを痛感しました。いつのまにか、店長がいないと成り立たないお店になっていたのです。

ピンチはチャンス!全員の本領発揮!

店長はいつ戻ってくるかわからない。
それを受けて、副店長を筆頭に、今まで店長がしてくれていた仕事を他の人もできるように、仕事の仕方を変えていきました。わからないことを随時聞いて解決することで、店長の仕事の棚卸しをして、他のメンバーが現場を仕切れるようになっていきました。

すると、みるみるうちに、いいニュースが飛び交ってきたのです。

「売上あがりました!」
「お客様が再来店されました!」
「また、売上あがりました!」
「また!!あがりました!!」

今までは店長から発信することが多かったグループに、店長以外のメンバーがどんどん発信するようになり、しかもスタッフそれぞれの売上額が今までにないスピードで上がっていったのです。

何が起こってるんだろう?と私が現場でヒアリングすると、私が「どうしよう」と感じたのと同じようにメンバーも「どうしよう」と感じたそうで、そんなメンバーたちが立ち上がり、自ら店長の仕事を巻き取って、店長の代わりに売上を上げることにコミットして動きはじめたのでした。

また、今までは正直指示待ちの仕事をしていたメンバーも、「自分はこれが得意です」と言って動きはじめたり、チーム全体が「なんとかしなきゃ」モードで実際になんとかするために一致団結して動きはじめたのです。

まとめ

おかげさまで、店長は無事に退院し、今はいつも通り、明るい店長がお店でお客様を迎え入れてくれています。まずは大事に至らず、退院できたことに一安心。(流行り病の関係でお見舞いにも行けませんから、今の時期に入院するのは本当に辛いですよね。)

まだ11月は終わってはいませんが、メンバーのそれぞれの売上額は既に過去最高記録を達成し、今もなお、記録を塗り替え続けています。

今回私が感じたことは、強いリーダーや現場を仕切ってくれる人がいると、意識せずともその人に依存した現場を作り出してしまう可能性があるということです。いなくなって初めてわかることが多すぎる!改めて店長への感謝と共に、自分の依存心を知った上で、先を見越して仕事の仕方を工夫しようと決めました。

同時に、店長が作り出したメンバーとの強固なバディシップが非常事態を救ったことも書かずにはいられません。ビジネスとしてお店を長く繁栄していくには、誰と一緒に仕事をするかは大事ですよね。私にとっての店長、それと同じくらい、店長にとっての副店長や他のメンバーとの強固な信頼関係があらわになった1ヶ月でした。

今回の非常事態により、危機を一緒に乗り越えたことで、今後、ますます発展することを確信しています。私も精進し続けます。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます!

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