【オススメ映画】心が震える瞬間に出会える映画。どんな状況下でも、目標達成のために強く前進したい人にオススメの映画。※ネタバレあり
みなさん、こんにちは。三上結香です。
最近観た映画の中で、ずっと頭の中でリピートされている音楽。
歌声があまりにもピュアで美しくて、スクリーンの中の映像が目に焼き付いて離れない。今日はそんな映画を紹介します。
『Coda コーダ あいのうた』
※これ以降はネタバレがあるので、まだ観られていない方は観てから読んでください。
マイノリティーであることの葛藤
ルビーは家族の中では唯一耳が聴こえることでマイノリティー。しかし、学校や地域社会の中では、耳が聴こえない家族の一員であるというマイノリティー。どこにいてもマイノリティーである彼女の葛藤が繊細に描かれた映画で、彼女の想いが痛いほど伝わってくる場面が多数ありました。
本来なら、マジョリティ、マイノリティーなどと人を区別すべきではないかもしれません。しかし、「多様性」「ダイバーシティ」という言葉が話題にのぼりやすい昨今では、現実的にまだまだ区別があることは間違いないかと思います。
その中で、私はマイノリティーであることには覚悟が必要だと感じます。「世間一般」「常識」「多数派意見」ではないことを受け入れる、また選択するということは、他人からの非難や批判の目に晒されたり、誤解や偏見、勘違いを受けることが同時についてくる可能性が大いにあるからです。
映画の中でもルビーがからかわれたり、家族が漁業で健常者よりも売値を買い叩かれていたり、社会の生きづらさを感じる場面がありました。ルビーがひどく傷ついた姿を見たときに、CODAでなくても、何かしらマイノリティーであるという理由で、傷つきながら日々戦っている人がいることを思い浮かべました。
人の愛情を受けて人は強くなる
私自身、マイノリティーという言葉を知らない時から、「周りとは違う」ということを選択してきた経験があります。
小学校に入る時、赤いランドセルを身に着けるのが当たり前だったところを、軽いからという理由で黄色のランリュックを選択したこと。負けず嫌いから塾に通い始め、中学受験をしたら親しい友人から何かにつけ頭がいいと言われるようになり、気まずい思いをしたこと。起業準備を始めていざ独立した時、怪しいことをやっているんじゃないかと疑われるようになったり、自分とは違うから、と友人との距離を感じるようになったこと。。。
今から振り返るとこんなこと?と思うこともありますが、当時は当時なりに一生懸命で、実際に人と違うことを選択したが故に嫌な気持ちを味わうこともありました。しかし、それらを気にしすぎることなく育ってこれたのは、明らかに家族のおかげだと思います。特に、両親が常に味方をしてくれていて、その安心感や愛情は他の何者にも変えられないと思います。
ルビーも、家族について馬鹿にされることももちろんありましたが、一方で、いつも笑い合っていて明るい家族で羨ましい、と言われる場面が私の中ではとても印象に残りました。ルビーが一生懸命生きられたのは、何よりも身近な人からの愛情があるからこそなのではないかと感じたからです。いつも味方でいてくれる人がいるって幸せですよね。愛情は人を強くする。
私自身もそのように愛情を与えられるような存在でありたいと願います。
この映画は、そんなたっぷりの愛に触れられるので心が温かくなります。
聴こえない家族に伝えたい想い
自分の身近な家族の誰もが聴こえない中で、唯一聞こえるルビーが歌を歌う。学校の発表会のシーンや入学試験のシーンは感動しすぎて、何度リピートしたかわかりません。(笑)
これは、もう文章で書くより実際に見てもらった方がいいと思うので、Youtubeのリンクを貼らせていただきます。
ルビーが、伝えたい想いを歌と共に手話で一生懸命伝える姿に心打たれます。ただ歌うのではなく、歌を通して想いを届ける。本当に綺麗で美しくて心が震えます。
私自身が、日々ここまで真剣に伝えたい想いを伝えてるかな?とも考えさせられました。繊細でピュアなルビーだからこそ、これだけ相手に想いが届けられるんだなと思いましたし、先生を始め、周りが応援するんだなと思いました。
まとめ
この映画は今年のゴールデンウィークに観ましたが、今でも歌を聴くたびに泣きそうになります。ルビーが葛藤しながらも決断して前進していく様子、それを時には反対しながらも応援する家族、そして周りの理解者たち。
どんな状況下においても、人は決断したら強いし
前進する力がある。
つい、いろんなことを言い訳に自分のやりたいことを諦めてしまいがちですが、やり遂げたルビーは本当に尊敬です。
好きな映画は?と聞かれたら答えたい映画。
ぜひ一度、観てみられるのはどうでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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