金山寺味噌、初挑戦は失敗
館山にて見つけた金山寺麹。もう名前からして金山寺(当たり前。笑)これはもはや、私に金山寺味噌を作れというお告げのようなもの。
そうかそうかわかったわかった、早速仕込むから待っておれ
と買い物カゴにいそいそ麹とほおり込み、兼ねてから塩漬けしておいたきゅうりの古漬けと、新たに仕入れた茄子と生姜、そして家に隠しおいていたそれはそれは立派な昆布を刻んで仕込んだのが約半月前のこと。
初めて作る場合は1週間くらいで一度味見をしたほうがいいですよ
な~んてことが参考にしたサイトに書いてあったことなどすっかり忘れ、気づいたときにはもう半月が経っていた訳です。笑
ということで早速開封してみると、なんだか怪しげな雰囲気とツンとした刺激臭。
表面に水が上がっているくらいが丁度いい
改めて見直したサイトにはそう書いてあり・・一応そうなってはいるものの、まるで暗雲が立ち込めているような見た目・・・・。かなりのやっちまった感に支配されつつも、レードルで水を抜き中蓋を開ける。
漬物を仕込むようになってから、この手の見た目には大分耐性は出来ているものの、香りとはいえない匂いとこの見た目で、これは失敗だわと確信。
25度以上になる場合、常温保存だと酸っぱくなる場合がある
とこれまた改めて見直したサイトにはそう書いてある。昔ならここで100%味見すること無くブチ捨てていたけど、私も歳を重ねましたよ。上澄み、中身それぞれ味見。(=_=)リョウホウトモスッパイ
すっぱい、しっぱい
1週間で味見をする=天地返しをするということだったんでしょうな。結局のところ、上澄みの暗雲はおそらく酸膜酵母(好気性)、中身が酸っぱいのは乳酸菌(嫌気性)のおかげさまと言ったところなのでありましょう。天地返しをすることで、酸膜酵母から酸素を奪い、乳酸菌を酸素に晒してれば、結果は違ったのかも知れまへん。
普段作っている味噌が熟成熟成なので、これも同じようなものと思ったのが間違いのもとだったのかも。
ということで、週末にリベンジしますよ。
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