さあ!「手作りカメラ」を作ろう! ~その③実際に写真を撮ってみよう~
こんにちは。
「手作りカメラdeフォトコンテスト」スタッフのlemon です。
「え?手作りカメラって?」と思われた方、次のnoteをご一読下さい。
この記事を読んで、できること
これまでの①と②の記事で作ったカメラで、実際に写真を撮ってみます。
それでは早速、やってみましょう!
準備するもの
カメラ本体、コピーアートペーパー以外に、セロハンテープが必要です。
また、アイロン(ドライモード)を準備します。
それから筆記具か出来ればマスキングテープを準備しましょう。
更にタイマーかストップウォッチがあると便利です。
①まず、被写体を決め、カメラの位置を決めます
このカメラは太陽光が必要です。
室内ではきれいに写りませんのでご注意下さい。
(本当に室内灯でも写すことが出来ないかを調べるのも、立派な自由研究になりますね!)
その際、直接レンズに直射日光が差し込まない向きでカメラを置くようにしてください。
また、一定時間カメラを放置する必要がありますので、台などカメラを固定できる場所を選びましょう。
②ピントを合わせます
牛乳パックを前後させて、しっかりピントを合わせます。
合ったところで、マスキングテープか筆記具で印を付けておきます。
カメラを置いた位置もマスキングテープで印を付けておくと、狙い通りの写真が撮りやすいです。
③コピーアートペーパーをセットします
一旦牛乳パックを取り外し、トレーシングペーパーの上に、コピーアートペーパーをセロハンテープで貼り付けます。
取り外しの作業がスムーズにいくように、こんな感じに端の処理をしておくことをオススメします。
マスキングテープなど不透明なテープだと、光を通しませんので、透明なテープで貼りましょう。二方向だけで軽く留めればよいです。
コピーアートペーパーは、薄黄色の面をオモテにして(レンズ側にして)貼り付けます。
牛乳パックをマスキングテープの位置まで戻し入れます。
④撮影開始!
コピーアートペーパーをセットしたカメラを、元の位置に戻します。
この間、コピーアートペーパーやセットしたカメラ本体に、直射日光を当てないように作業しましょう。
アイロンのスイッチを入れておきます(ドライモード)。
⑤真夏の炎天下なら、5分がひとつの目安です
撮影場所、気象条件により、このカメラの撮影条件は変わります(夏5~10分、冬20~30分が目安となります)。
ストップウォッチなどで時間を見ながら、カメラを放置します。
屋外の場合は、風で動かないよう、重しを置いておくと安心ですね。
⑥取り外し、アイロンを当てます・・・結果は?
コピーアートペーパーを取り外し、セロハンテープを丁寧に剥がしてから、裏側からアイロンを当てます。
時々ひっくり返して様子をみてください。
すると・・・成功した場合は画像が浮かび上がるはずです!
上手く写ったときの感激は、大人も子どもも一緒!
どうぞ、手作りカメラの楽しさを、思う存分味わって下さい。
もちろん・・・失敗することもあります。
その時はいくらアイロンを当てても画像が浮かび上がりませんので、諦めましょう。
コピーアートペーパーが足りなくなった場合は、Amazonや楽天で購入可能です。
Amazonより楽天のこちらのショップが普通郵便で届くため、安価に購入できます。
終わりに
いかがでしたか。
スマホでいつでも気軽に写真撮影ができる現代において、こんなに手間と時間をかけて一枚の写真を撮るなんて!
でも、その楽しさを感じていただけたでしょうか。
フィルム時代に感じた、仕上がりまでのワクワク感。
そんなものも感じていただけると思います。
さあ、どんどん撮影して、このカメラを楽しんでくださいね。
* * *
ここで、改めて紹介させて下さい。
私たちは、このカメラ制作のキットを子ども達にプレゼントしたい!フォトコンテストを開催したい!・・・そんな取組みをクラウドファンディングを利用して行っております。
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※2021年8月1日追記:多くのご支援を賜りました!皆さま、ご支援ありがとうございました。
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今後の更新予定・・・
・撮影のヒント&もっと楽しくなる小道具 ←公開済!
・自由研究のためのワンポイント解説 ←公開済!
・もっと楽しもう!「手作りカメラ」 ←公開済!
・「手作りカメラdeフォトコンテスト」の概要 ←公開済!
・ワークショップのご案内 ←公開済!
どうぞお楽しみに!