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適応状況を可視化して理解する「適応Chart」をつくってみたよ!

はじめに

「進化思考」には大きく分類すると以下の2つの思考パターンがあります。

  1. 適応の思考

    1. 適応状況を理解する生物学的なリサーチ手法(→問題発見)

    2. WHY:なぜそうあるべきなのか?という思考

    3. ユーザーや市場への適応は、創造を「洗練」させる

  2. 変異の思考

    1. 偶発的なアイデアを大量に生み出す発想手法(→問題解決)

    2. HOW:どのように変化できるのか?という思考

    3. 挑戦しエラーし続けることは、創造を「前進」させる

ですが、いざ「適応を観察しよう!」「変異させてみよう!」と思っても、思考の切り替えがなかなか難しいんですよね。ということで思考プロセスを支援するツールをつくってみました!

今回ご紹介するのは、適応状況を可視化して理解する「適応Chart」です。(変異のツールは別記事で紹介しています。)

そもそも「適応」とは何か?

  • 世の中のつながり、関係性を理解する観察の眼

  • 自然選択や淘汰の圧力を踏まえて納得できる確かな方向を発見する手段

  • そのルールが必要である「本質的な理由」を探求する思考

「適応Chart」はこんなひとにおオススメ

  • 状況を正しく捉えるメタ認知力を養いたい

  • 固定観念に縛られずに関係を捉えて判断をしたい

  • 本質的で強度の高い創造性を育みたい

「適応Chart」の使い方

「適応Chart」は自然選択のチェックリスト(書籍「進化思考」438p参照)をもとに、適応状況を可視化して理解するツールです。

黄色セルのプルダウンでスコアを選ぶと右側のチャートに反映されます
  1. 進化させたいxのコンセプト

    1. 創造の仮説=進化したxのコンセプトを入力してください

    2. 例えば自社プロダクトのコンセプトとか

  2. Score

    1. チェック項目について、G列のプルダウンでスコアを選んでください

      1. 各項目の詳細については「進化思考」438p〜をご参照ください

    2. そのスコアをつけた理由について関係者と議論してみましょう

      1. 例えば「50」を選んだ場合

        1. その50の構成要素はなにか?

        2. あと何があれば100になるのか?

「適応Chart」も進化させたい

複数の関係者がつけたスコアの平均や差分を可視化できないかな?
仮説検証前と仮説検証後のスコアを比較してログを残したりできないかな?
などなど「適応Chartの適応」も妄想中。

「適応Chart」を使ってみたい方へ

以下のリンクからGoogleスプレッドシートへアクセスできますので、シートをコピーしてご利用ください。使ってみての感想や、アレンジのご提案などいただけたらとても嬉しいです!

他にもいろんなツールを作成中ですので、またの機会にご紹介させていただきますね。お楽しみに!

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