【兎草子】米国、フランス、英国のトップが変わるかも(24/07/02)
明日から新紙幣発行とのこと。銀行のATMへ行ったら入手できるのかと漠然と思ってたけど、ニュースによると明日の段階では取扱店舗はかなり限られるらしい。果たして今週中にお目にかかれるか。
海外の国政選挙の話
米国大統領選は常に流動的
テレビ討論会での惨状を踏まえて撤退かとも思われたバイデン大統領であるが、どうも選挙戦を継続するらしい。バイデン氏を担ぐ民主党勢力は、候補者指名の日程を前倒ししてドタバタを鎮静化させる方向といった報道も流れてきている。
一方トランプ氏のほうは、大統領時代の公務に関する罪状についての免責を最高裁から取りつけた。在任中に最高裁判事のバランスを保守に傾けておいたことが功を奏した形だ。先日行われていたニューヨークでの裁判は有罪見込みとなっているが、これで裁判面でも形勢逆転か。さらにトランプ氏の優勢が強まるのかもしれない。
フランス、英国も総選挙
選挙といえば、フランス、英国の状況も目が離せない。
フランスの下院総選挙は第一回投票が終わり、極右の国民連合が投票率でトップとなり、2番目は左派の新人民戦線。マクロン大統領を支える中道与党連合は3番手。フランス下院選挙は第二回の決選投票結果を待たないと確定にはならないが、このままでは自国第一主義的な政権ができそうな雰囲気である。
一方英国の選挙はこれからであるが、こちらも与党保守党の衰退、野党労働党の勝利が確実視されている。BREXITを実現した保守党ではあるが、その後の経済運営にはかなり不満が高まっているということのよう。富裕層への課税強化など場当たり的な施策を打っているものの、富裕層の海外流出につながっているという報道もあり、英国経済がどうなるのか気になるところ。
政治家の矜持はどこにあるか
とはいえ、フランスののマクロン大統領は、欧州議会選挙での敗北を受けて信を問うために議会を解散、英国のスナク首相も形成不利がわかっていながらの議会解散と、とにかく曲がり角であれば国民の信を問うという姿勢はすばらしい。政治なので実際にはいろいろ裏の思惑があるのだろうけれど、少なくとも国民に対しては正面から振る舞っている。
米国はトランプが出てきてから、もう礼儀も矜持も全くなくなった。候補者は二人というのにバトルロイヤル的な雰囲気。力を使ったただの自分主義、西部劇と思ってみていればまあ理解できなくもないというところか。
一方日本はどうだろう。補欠選挙や地方選挙で負け続け、国民の声が変わりつつあるというのに、いまだにその座にしがみつく姿勢。堂々と主張することもなくなんとか穏便に逃げ切ろうという姿勢は、見ているほうがはずかしくなる。
国内のニュースから
自動物流道って本当にできるの
岸田総理も以前ぶち上げていたけども、高速道路に並行して自動物流道を作る構想がまた。
カートなのかコンテナを自動運搬するのか、自走車なのかわからないけれど、なんとなく大規模トレーラーによる自動運転車の方が現実的な気もする。少なくとも物流道の建設設備とコストは安く抑えられ、早く実現できるように思う。
カートとかコンテナを自動搬送しようとすると、自動搬送用のレーンを何は百キロに渡って敷設しないといけないし、そもそもカートがこけたり止まったりというのが常に起こる気がするな。工場内とかでは自動搬送ロボットAGVが結構使われているけれど、限られた空間だからできているという気がする。これをやる場合は、下記の図にあるようなオープンな環境ではなく、外部要因の混入を最低限にする閉鎖空間を作る必要がある気がする。もちろん自動運転車でも障害は起きるかもだけど、車は元々外を走る前提なのが違うところ。
あと、いずれにしても、東京や大阪といった大都市またはその周辺に超巨大な物流センターを建設する必要が出てくると思うのだけれど、それって現実的なのかな。
これから構想を具体化するといろんな課題が出てきて、検討されるのだろうが。
ふるさと納税でのポイ活禁止へ
先週のことだが、総務省はふるさと納税にポイントを付与するサイトを禁止する方針を出した。予定通り実施されれば、来年10月からふるさと納税でポイントはもらえなくなる。
これに対して今日楽天が噛みついた。反対署名を集めるのだとか。
でも総務省の基本的な方針は、ふるさと納税の返礼品に関する手数料を含めたコストを下げることにあるので、多分覆らないと思う。
楽天やその他サイトがそれでもポイントを付与するというのであれば、自治体との契約も明らかにするとともに、ポイント分は自社が自腹を切っているということを示す必要があろう。
これによって旨みが減るふるさと納税から撤退するサイトも出てくるだろうが、それはしょうがない。
今日はふるさと納税返礼品で沖縄から届いたマンゴーいただきました。とーっても甘くて美味しかった。これだからふるさと納税はやめられない。
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