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秋田のだまこ鍋、コスパ・タイパの最悪な定額減税

今日は、秋田の郷土料理だまこ鍋をいただく会。いつもお世話になっている秋田出身のママがやっている店を間もなく閉めるので、みんなで集まった。「だまこ」は秋田ではポピュラーな食べ物なのだが、このママの店で食べるまで知らなかった。だまことはきりたんぽと同じくごはん(白飯)をすりつぶしたもの。きりたんぽは棒に巻いて細長くするが、だまこはつみれのように玉にして鍋に入れるものなのだ。
鍋自体はきりたんぽ鍋とほぼ同じ。鶏で出汁をとってスープにし、鶏肉とごぼう、各種のキノコ、ネギなどをいれ、煮立ってきたらだまこを入れる。鶏はもちろん比内地鶏が理想。最後に芹を入れるのだけれど、今日は芹が手に入らない季節なので、水菜で代用となった。とにかく出し、スープが美味しいし、だまこにスープが絡んでとっても美味でした。
稲庭うどん、いぶりがっこなど、ほんと秋田は美味しいものが多い。以前現地で食べた稲庭うどんは感動したし、また行かねば。

さて、6月は定額減税が始まるらしい。ひとりあたり4万円。所得税が3万円、住民税が1万円なんだとか。でも、でもですよ。減税というのは、払うべき税金があるから減額できるのですよ。仮に払うべき税金が、所得税で3万円、住民税で1万円。扶養家族がいればその人数分より少なければ、その税金額までの減税になるというのが常識というもの。
ところがです。今回の定額減税、払うべき税金が4万円より少なければ、その分は給付すると。。。ん? だったら最初から全員に給付すればいいんじゃね?
そのほうが給与を払っている企業を巻き込む必要もないし、しかけも新型コロナの実績とマイナカードでほぼできているので簡単なはず。と思うのが普通の思考。
普通の思考じゃないのは、岸田総理だけ。防衛増税、こども増税など、増税せざるを得ない政策が続くところで、増税めがねと揶揄されるのがよほどお嫌らしい。どうしても「減税」という言葉を使った施策をアピールしたかっただけ。そのために企業の経理部門やシステム部門、そして自治体の担当者が泣いてる。結局定額減税のために、日本中で余計なコストと時間を膨大に使っていて、コスパもタイパも悪過ぎ。
永田町の皆さんには、とにかくコスパとタイパという概念、指標を義務づけたい。官僚に深夜まで国会答弁を作らせることによる残業と官僚の疲弊とかなんとかしてほしいし、今時書類の送付にFAX使用を求めたり、オンラインでの打合せができないロートルはさっさと退場してほしい。国会の投票だってボタン化すればいいのに。


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