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私の英語勉強法② TOEIC500➡825

前回の記事で、英語ができないのに外資系に転職してしまったという危機的な状況なのに、いまいちやる気が出ない甘っちょろい私について書きましたが、実は過去に死ぬほど英語を勉強していた時期があるので、今日はそのことを書こうと思います。

スパルタ英語学校に入隊

20代後半「今の仕事では使わないけど、将来的に英語はできた方がいいだろうなぁ」と漠然と思っていた頃、あるスパルタ式の英語学校に入隊しました。←ここは本当に入隊という言葉がピッタリ!

私が入隊したコースはこんな感じ。

・火曜日 20時~23時 日本人講師による授業
・木曜日 20時~22時 ネイティブ講師による授業

これだけ見ると大したことない気もしますが、ここの隊の真骨頂はその宿題の量。毎日1~2時間取り組む前提の量が毎週出ます。
しかも「ドリル10ページ」のように書き込めば終わりという内容ではありません。

基本の宿題はこんな感じ。
①前に習った英文の丸暗記
②授業で習った英文の丸暗記
③単語(英⇔英)の暗記
④口語表現の暗記
⑤英作文と暗記

誰か暗記パンPlease……。

そして翌週の授業はこの宿題の確認から始まります。ランダムに指されるので、全て叩き込んでいないとついていけない。
そして指されてから3秒経とうものなら、「はい、次」と順番を飛ばされる。この時の悲しさ・悔しさったらない。
だからみんな毎週宿題を死ぬ気でやってきます。

私も毎日1~2時間、休日は5時間くらい勉強してました(エライ!同じ自分とは思えない!!)

①②英文の丸暗記 

例えばこんな感じの文章の英訳を暗記し、スラスラ言えるまで1週間練習する。練習なんて言葉じゃ生ぬるい。もう寝言で言えるくらい頭に叩き込む。

「管理職の仕事は部下を管理することではなく、彼らのモチベーションをあげて、よりよい成果を出してもらう事である。そのためには部下を信頼し、ある程度の権限委譲をするべきだ。」

これが15~30文くらい出題される。

そして翌週の授業。
先生が日本文を読み上げた1秒後には口から英語が出ていないとアウト。
途中でつかえてもアウト。
間違えてもアウト。

でもすごい長いやつをスラスラ言えた時の達成感サイコー!!

③単語(英⇔英)

これまた暗記。英語を英語で覚えるというハードな課題だけど、このおかげで身についた単語がたくさん。

④口語表現の暗記

これまた暗記。

⑤英作文と暗唱

先生が読んだ日本文を初見で、間違ってもいいから、とにかく自分が知っている単語を使って、スピーディーに訳す。
例えば「終身雇用」という英単語そのものが分からなくても「企業が60歳まで人を雇うこと」みたいに言い換えればOK。

これを1週間かけて、最初は辞書を使わずに自分でどうにか文章を考えて、週の後半は単語も調べながら自分なりの文章を作って、ひたすら練習。

全ての授業・宿題の集大成です!みたいな課題で、本当に大変だけど本当に役立ったと思います。実際に会話する時には「これなんて言えばいいんだろう」な場面にたくさん出会うので、どうにか言い換える力を養えるのは強い。

夢のTOEIC800台

この宿題と授業以外にも、早く成長したい人は自分で課題をもらうこともできたので、やる気マンマンの私はそれにもチャレンジしていました。

その課題の確認テストでは、自分の不甲斐なさに泣いたこともありましたが、そんな時も「あなたならできます!」と励ましてくれる先生や、同じクラスの勉強仲間のおかげで頑張れました……。みんな元気かな?

ということで、平日は通勤時間に宿題の暗記、休憩時間も暗記、家に帰ってから英作文やその他の課題。休日はカフェで数時間勉強。という鬼のような生活を送っていました。

その結果、TOEICは1年半で 500 ➡ 825 というスタディサプリのCMみたいな驚異的な伸びを記録しました。

そしてここで特筆すべきは「TOEIC対策」という名の「TOEICスコアだけにしか影響しない勉強」は一切していないこと。
普通に英語をコミュニケーションツールとして使うための勉強で、結果的にTOEICもあがりました。

サイコー!!

なぜ続けなかったのか……

これを続けていれば今頃私はこんなに苦労することはなかっただろうと思います。

しかしTOEICで燃え尽き、さらに部署異動、結婚などが重なり、費用もそれなりにお高いのでやめてしまいました。また英語を使わなくても仕事ができる環境だったというのも大きいと思います。
差し迫って困ってなかったんですね。

もしこの時期に今の会社に入っていたら、学習習慣+危機感+実践の場でかなりいい感じになっていたのではと思います。

とはいえ、この頃の私のキャリアでは今の会社に入れなかっただろうし、それもまた運命……ということで前向きに捉えていきたいと思います。

こんな鬼のような生活は、子供がいる今なかなか難しいですが(言い訳)、教材もまだ残っているので引っ張り出してみようかなと思います。

帰ってこい、あの頃の私のやる気!体力!若さ(どさくさ)!

そして何よりも英語力!!




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