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プレゼンして、そして泣いた日

入社して初めて役員にプレゼンをすることになりました。その役員とまだ一言も話したことがないということもあり、めちゃくちゃ緊張した。

そして泣いた。

せっかくなので記録に残そう。

突然の指名

今回はあるプロジェクトでのお話。
このプロジェクトでは、私はリーダーのおまけのようにちょこまか横でお手伝いしていたのですが、役員プレゼンの2日前になって資料を私が作成することに。

その時点で心の中で「うぉぉぉマジか!急にキターーーー」と思ったのですが、「了解で~す」と涼しい顔をして引き受けました。

なんとか資料を作成したのですが、会議当日の朝になって関係者から山のようなフィードバックがあり、大幅に修正することに!
どれも的確なフィードバックで勉強になりすぎる状況でしたが、それを噛みしめる余裕もないまま、とにかく修正修正!!

これだけでもテンパりぎみな私でしたが、なんとプレゼンも私からするようにとのこと。

例のごとく心の中は「うえぇぇぇぇぇぇぇーーーーーい」と大騒ぎでしたが、「OKで~す」とこれまた口笛吹きながら引き受けました。

プレゼンは1万回練習しろ!って伊藤羊一さんも言ってなかったっけ?と思いながら、会議の直前に3回練習。やばい、やばすぎる。

そして本番

関係者のフィードバックにより資料がだいぶ濃くできあがっていたこともあり、基本的にそれを読み上げる形で(←無能か)、なんとか私の説明パートは終了。

自分で言うのもなんだけど「Siri なの?」と思うほど単調に読み上げた私。
お世辞にも最高のプレゼンとは言い難い状態。
そこへ役員の方の第一声。

「お疲れさまでした。まずここまで資料がきちんとまとまっていて、とても分かりやすかったです。良かったと思います。」

え、優しすぎん?

うん、泣きましたね。
Web会議だったので誰にもバレないように涙ふきましたね 笑

とても緊張していたのと、直前までバッタバタで資料修正をしていたのと、練習が全然できていなかったのとで、かなりテンパっていたところに、まず優しい言葉をかけてもらってじんわりきてしまいました。

前職にいた「ケチをつけることが生き甲斐」「異論を唱えることで己の立場を確立するのだ」みたいな役員に慣れてしまっていたこともあってか、この褒める文化のおかげで緊張でコチコチだった心が溶かされていくようでした。

みんな優しい

ちなみに私にプレゼンを任せてくれたリーダーは、決して丸投げをしてきたわけではありません。

「あなたが資料をすべて作成したのだから、あなたが説明して、あなたがちゃんとやったってことを知ってもらうべき」ということで任せてくれました。

またプレゼン後も「彼女が全部資料を作ってくれて……」とアピールもしてくれました。

え、優しすぎん?

彼と私の職位が離れすぎていることもあるかもしれませんが、完全に私を支援する形で進めてくれて、なんていい人なんだと思いました。

また他の参加者もあとから「あれ良かったよ」と言ってくれて、まじで褒めあう文化サイコーかよ、と噛みしめました。

もし今日のプレゼンで、役員が全然話を聞いてくれずボロクソに批判されていたら、私はこの会社でのプレゼンがトラウマになっていたと思います。
これからあるプレゼンすべてに怯えて、パフォーマンス出せないマンになっていたと思います。

でも初めてのプレゼンでとても真摯に対応していただいたことで、小さな自信がつきました。

この経験に極度におごることなく、でも自信に変えて、しっかりやっていこうと思います。

今日は贅沢にワイン飲もうっと。あとビーフジャーキー(←大好き)

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