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【UI/UX 3分クッキング】ChatGPTアプリ

こんにちは。KOJIMAです。

突然ですが、最近のUI/UXって、むずかしいし、結局全員が正しいことを言っているような気がしてきてしまいます。難しいことは考えずに、簡単にサクサクとUIUXを語れたら、もっと仕事が楽しくなるはず。

そこで、私がちょいと気になったサービスを、3分クッキング(大解剖!)してみようと思います。
3分で読み終わって欲しいな。

今回のクッキング対象は、Chat GPTのネイティブアプリです。


とにかく、説明がないアプリ。

アプリをインストールすると、以下のようなローンチスクリーンが動き始めます。
「Let's ほにゃらら」のテキストが、Typeされるようにカラーバリエーションを変えながら、立ち替わり流れ始めました。

これは読ませる気がないなー! と思いながらも、discover/design/chit-chat…他にもたくさん流れてまいたが、なんでも聞いて、あなたのアイデアのサポートをするよっていうメッセージなんでしょう。

ローンチ画面

ログインアクションは、apple, google, emailでした。Appleの規約で、ソーシャルログインを提供する場合は、sign in with appleはサポート必須になっていますから、(Googleもそうだったかな?)必要最低限のサポートを揃えた、といった感じでしょうか。

余計な説明はなく、とにかくアカウントを作ってスタートするしかない作りになっています。

アクションを徹底して絞っている。

さて、ログインすると、アクションボタンが2つしかありません。
ChatGPTを元々知っている人が多いという前提はあるでしょうが、これは少ないですねー。
しかもここでも、チュートリアルのようなものは一切ありません。「ChatGPT」のテキストが現れ、その後は静止です。何をしたらいいか、一瞬わからなくなりますね。

メインスクリーン

さて、ここで、右上の「・・・」を押してみましょう。
※ちなみに、左上ではなく右上にあるのはなんででしょうね。あまり目立たないように、とか右利きが多いから?とか色々憶測をしてみましたが。シンプルになんとなく、の可能性もあります。最近は右上にメニューがある方がジェネラルなのな。

お、以下3つのリストが現れました。初見だとこれはなんのことかわからないですね〜。っていうところも狙いかなと思いつつ。ここでも右側にアイコンがあるのが謎です。なんでだろう。誰か見解がある方、教えてください笑

  • history

  • settings

  • new chat


メニュー


さあ、メニューを開いたところで、やることはありませんでしたから、結局何かTypeするしかありません。
GPT先生は、「こんにちは」と投げかけても何か返してくれるから嬉しいですね。

さて、会話を始めると先ほどのメニューに「Rename」と「Delete」が追加されました。

ここでもまだ、初見の人は謎な状態ですが、HIstoryを見るとトーク履歴が溜まっているのがわかります。
ようやくここで、HistoryやNewchatの意味が伝わってきました。トークをしたら、Chatが立ち上がって、会話を分けたいときは、別のNewChatを作るのねーと。
最初に説明は全くないですが、段々と理解ができる作りになっています。

メニューとhistory

コンセプトはズバリ、「Just Type Something.」

私としては、やはりメインの画面が今回のアプリの最大の「攻め」画面だと思います。ここまで全くの説明がなく、ここにきても、画面の動きもない。
アクションボタンも2つしかないし、しかも非言語。

どうしていいかわからなくなったユーザーは、
十中八九、何かを打ち始めます。
そうすると、AIは何かを必ず返してくれます。
ユーザーは、何を話しかけてみようか。次のチャレンジをし始めます。

この、語りかける体験こそがGPTの価値であると考えていのでしょう。
この体験にいかに自然に、素早く辿り着くかを考えて設計されています。

Just Type Something. 何も考えずに、とにかくなんか打ってくれ。そしたらあたらしい世界が待ってるよっていう、自信の表れですね。

また、機能もかなり少ないです。
プロダクト界隈では、MVP(Minimum Viable Product)という言葉が浸透してきた現在ですが、これぞ、MVP。日本の企業は見習うべきですね。

説明をしない、機能を入れない。
自信のある価値を、いかに体験してもらうか。

こう言った姿勢に感動したGPTアプリでした。


さて、3分で読めましたでしょうか?
今後も気になるサービスがあったら、解剖していこうと思います。

それではまた〜。

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