「1番大切なものの話」

いま、私は泣いています(4:43)

珍しく、こんな時間に久々のnoteを書こうと思いました。心の中をただ綴るだけなので、綺麗な文章は書けません。しかし、こんな夜中に書き始めるくらい当たり前だけど大切なことに気付いたんです。

それは、母との時間です。

小学生の頃から1人親で育った私は、現在母と2人暮らしをしています。母は何年も私と兄を育てるために本業と副業でめちゃくちゃ働いてくれてました。そのおかげで私たちは生活ができていました。しかしその分母は心に余裕がなく頻繁に私や兄と喧嘩をしていました。

コロナ喎で仕事が少なくなった母は、なんだか心に余裕ができてきて、私とも全く喧嘩をすることがなくなりました。母はそれくらい私たちのために仕事を頑張ってくれていたんだと、その時めちゃくちゃ実感しました。その時思いました、今度は私が稼いでくるから。母はゆっくり仕事をして休んでくれたらそれでいい。
それが正義だし、真の親孝行だって思っていました。

しかし、それだけが正義ではなかったのです。
長期インターン、内定者アルバイト、フードコートのアルバイトに没頭している私は、だんだん心に余裕がなくなっていました。唯一の楽しみは、休憩時間の携帯タイム・友達と遊びに行く時間。

仕事をするか、携帯を触るか、遊びに行くか。私はこの3択で生活をしていました。
母に話しかけられても、「ごめん、今からミーティングあるから静かにして」
ごはんに誘われても、「ごめん、仕事で忙しいから行かれへん」と言って避けていました。
「忙しい」「静かにして」「話しかけやんといて」「後にして」「また今度」
このような言葉達を毎度のように使って、自分の部屋に引きこもって仕事をする日々。頭ではいけないって思っていても言葉と行動が反抗しました。
1つの仕事がひと段落し、母が作った美味しいご飯をミーティングがある故に早々とかきこみ、「ごちそうさま」とだけ言ってまた部屋に引きこもる。「いつもありがとう、めちゃくちゃ美味しよ!」なんて言えませんでした。

その分私が稼いでお金を入れるから。。。
いいよね、これで合ってるよね、親孝行だよね、ってずっと勘違いしてました。
(家事はめちゃくちゃ手伝っています)

しかしふと思いました。
「もし今日母が亡くなったらどうするんだろう」

私は、言葉では言い表せれないくらい、死ぬほど後悔するなって思いました。
「なんであの時しっかり話さなかったんだろう」「いつもありがとうって言えなかったんだろう」「大好きって言えなかったんだろう」「お出かけしなかったんだろう」「母との時間を大切にしなかったんだろう」と。

お金だけじゃない。もちろんお金で苦労してきた母を旅行に連れて行ったり、好きなものを買ってあげたりするのは立派な親孝行だと思います。しかしそれだけじゃない。きっと母が真に求めているのはそんなものではなくて、
私とのかけがえのない時間なんです。

人間は、いつ消えてしまうかわからない。それは母も私も一緒です。しかし、もしその瞬間が訪れた時に後悔しない関わり方をします。
目の前のことに追われすぎて1番大切なことを忘れかけていました。

失う前に、気付いてよかった。
余裕がなくなると、忘れてしまう当たり前の存在。でも本当に当たり前とかなくて、全部が尊いんですよね。これからは少しずつ母との時間を増やしていこうって思います。

みなさんも最近家族と連絡をとっていないようでしたら、とってみてください。会いに行ってください。感謝をあなたの言葉で伝えてください。きっとそれが親が真に求めているものだと私は思います。

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