見出し画像

そこから逃げだそう!

1.はじめに

 つらい場所、いやな状況ってありますよね。虐めてくる人間がいたり馬鹿にしてくる人間がいたり。苦しくて悲しくてどうしようもない時があると思います。そんなときにどう振る舞うとマシになるかを書いてみます。これはずいぶん昔の私自身へのエールです。

2.逃げ出すのは恥じゃない

 第一選択肢は、その場を「逃げ出すこと」です。物理的にその場所から立ち去るのが最善です。闘え、そこでがんばれ、という人もいるかもしれません。でも相手の方が強大であったり、こちらの元気が無い場合も多いと思うのです。そんなときは逃げましょう。卑怯でもなければ、恥でもありません。休めるのなら休みましょう、遠くに避難できるなら避難しましょう。実家が安らぎを与えてくれる場所ならば、すぐに戻りましょう。とにかく生き抜くのです。

3.その場から逃げられないときは?

 色々な事情で、自分の置かれている状態から簡単に抜け出せないこともあると思います。学校を休んだら親になんと言われるかわからないとか、職場を辞めたら来月から住む場所も無くなるとか。そんなときは仕方ありません、一時的に逃げましょう。放課後や帰宅途中に寄ったことの無い店に行ってみるのもいいでしょう。もっとお手軽にいつも見ないようなジャンルの動画をスマホで見てみるのもいいでしょう。とにかく辛い現実から離れるのです。長い間、ヒドい目に遭っていると人間は精神的に病みます。一時的にでもその状態から抜け出せれば、少しは息が付けます。

4.注意した方が良いこと

 さて一つだけ注意すべきことがあります。妄想にはまり込まないようにしてください。精神的な病を誘発する場合もあります。追い込まれた状態だと極度のストレスから様々な心身の不調に襲われます。それに破壊されないように注意してください。自分を大切にしてください。

 また自死は取りあえず最終手段として少なくとも10年後ぐらいに検討して下さい。まだできることがあるはずです。私は自死を完全に否定するものではありませんが、安易には勧めません。這いつくばって格好悪く泥まみれで周囲から馬鹿にされても、先に進んでみてください。もうすぐ逃げ道が見つかるかもしれません。そこまで生き抜いてください。

5.公的奥の手

 公的な奥の手を少し書いてみましょう。

 心療内科や精神科などの病院へ行ってみるというのは一つの手です。薬は万能ではありませんが、少なくとも眠れないという地獄には少し効きますので、それだけでも価値はあります。

 図書館は、時節柄長くはいられませんが2時間ほどの無料の安息場所になりえます。ちなみに私はだいぶお世話になりました。

 会社内でヒドい虐めなどにあった場合は、「法テラス」に相談するのもありです。ググってみてください。法律のもとでどのように扱われるのかということが生でわかります。もちろん無料です。

 未成年の方が家庭内の暴力で悩んでいる場合は児童相談所に電話してみるのも手です。保護してもらえる可能性があります。

6.とりあえずのまとめ

 以上、いくつか方法を書いてみましたが、いつもあなたが接触している世界とは違うところに助けを求めるという方法もあるよ、ということです。もちろん問題は簡単には解決しないかもしれませんが、自分の置かれた状況を客観視するきっかけになると思います。追い込まれると視野が狭くなります。考え方も極端になります。未来が全く想像できなくなって絶望するかもしれません。でもなにか緩和する方法があるはずです。「逃げる」というのは一般には悪いイメージがあるかもしれませんが、闘うだけが生き残る手段ではありません。生きていれば逆転のチャンスも生まれてきます。積極的に逃げましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?