20200701 生活改善できた話

 びっくりするほど生活が改善した。

 きっかけは「生活をどうにかしよう、工夫次第でどうにかできるかもしれない」と思えたことだった。もう30歳を超えているのに月1、2回も何もできずにダウンする日があってはならないと思い直し、一念発起したのだった。

 「自分でどうにかできる」と思えるまで相当時間がかかった。常々、「毎日調子が悪いのは私の器質のせい」と思い込んでいたので、自己評価は最低レベルまで落ちていた。底を這いずり、もがき苦しんだ後に「他の人はこのレベルでは納得してくれないだろうけど、昨日よりは上手くできているのでは」と思えることが増えた。仕事にしても、家事にしても、趣味にしても、私の中に自己基準と自己評価が生まれたのだった。新しい人との出会いや、他人の批判ばかりしている環境から身を退けたことがそうさせたのだと思う。

 自粛期間中、パートナーから「運動しよう」と誘われた。YouTubeで楽しく簡単に運動できるから一緒にしようよ、とのことだった。

 一緒に住んでいないので、リモートで同時に再生し、電話をつないだまま少し会話しながら始めた。「この体勢難しい」「この動き楽しい」とか言いながら、11分なのに汗だくになりながらダンスした。そのうち複数回やるようになった。数十分では足りないと思うようになり時間をのばした。今もリモートでたまに一緒にダンスする。今は平均して1時間くらいYouTuberのお姉さんとダンスしている。体重どうこうよりも、筋肉がついて楽しいし、体力が戻ってきた気がする。

 食事も気を遣うようになった。間食はめったにしない。眠れないからと就寝前に食べていたのもなくなった。急に糖分を摂取したくなり、甘いものやパンやご飯を大量に食べる日もなくなった。外で何か買うこともめったにない。家で野菜とタンパク質多めの食事をしている。不足しがちな栄養素がとれるように考えて食材を選んでいる。食費も減ったように思う。

 残念なことに睡眠だけはまだ改善していない。相変わらず眠い日は眠い。朝型にはシフトできているものの、朝早く起きた日は夕方に眠くなるし、夕飯を食べた後に眠くなる。午前中は眠い。たまに昼寝をすることもある。7時から24時まで連続して起きていられない。これは今後の課題。

 総じて、絶望することは減った。自己基準と自己評価ができたので、他人の評価をひどく気にするのもなくなった。他人は他人で、それぞれの軸で生きていて決して交わることはない。たまの会話で、同じように毎日を頑張って生きていると聞くのが何よりも嬉しく、いとおしい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?