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「Focus」 vol.1 〜日本人ぽくない性格のルーツ〜

前回の記事はタイムリーだったので、スポット的に知って欲しくて書きました!是非読んでみて下さい!


さて、今回から今までの自分に焦点を当てて振り返る「Focus」シリーズを書き始めたいと思います!!!と言っても0歳からの事を書いても面白くないので、というかそんな時のこと全く覚えてないので、まず幼稚園に入るまでの自分にFocusしたいと思います!



わんぱく小僧

私は千葉で生まれ、まもなく大阪に移り3年間過ごしました。そして幼稚園から横浜で育ち今に至る。最強にわんぱくで親を困らせてばかりの元気な子だった。

おじいちゃん子だったので、母の実家に帰っては無理やりおじいちゃんを外に連れ出してセミ取りに行ったり、電車が大好きで1日中踏切近くの見晴らしの良い所から電車が通過していくのを見てすごく喜んでいた(笑)

生まれてすぐ大阪の吹田市に住んでいたこともあり、その頃の友人は皆大阪におり大阪弁を第1言語として話していた(笑)

3歳で出会ったScott

そんな中、横浜に来てまだ間もない頃、3歳だった僕に1人の仲良い人が出来る。アメリカ人のScott(スコット)だ。彼とは、週に一度くらいの頻度で会ってゲームした。よく彼の家に行っては、BATTLESHIP(下図)とかUNOとかMONOPOLYをしていた。

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でもいつも彼はめっちゃ強く、特にMONOPOLYは大得意だった。やはりアメリカでは小さい頃からこういうボードゲームで遊んでいたのだろう。いつも遊んでいる時は、優しい笑顔で教えてくれたりしていた。

ん?優しい笑顔? ん?遊んでいたのだろう

何故、過去推測を表す文体なのか?

そりゃ40代にもなれば懐かしくて優しい笑顔になる。更にMONOPOLYなんて、まさにその時自分で本当に家買ったりしてただろう(笑)

?!?!

そう、3歳の僕がよく遊んでいたスコットは、40代のアメリカ人男性だった(笑)

スコットは近所の人の知り合いでしばらく日本で過ごしていて、その間英語で交流する教室を開きその友達と通っていた。当時は英語を勉強するというよりかは、ボードゲームなどを英語でやってみるというスタイルだった。


マンキー、英語の人になる

そこに通い始めてから「英語」というものがとても面白くなっていった。面白いと一口に言ってもFunとかExicitingというよりも、Interestingの方がより正確。日本語と比べて変わった音、発音、文字等興味津々だったと母は言う。

そんな母と近所の公園に行った時のこと。ママ友の子供達同士で遊んでいた。多くの子供たちで賑わう公園を走り回って転んで泣いて、ただのわんぱく(笑)

母は当時アメリカンファッションが好きで(性格も全然日本人ぽくない)、母自身が好きだからという理由により僕の頭にはいつもバンダナが巻いてあった。自分の写真があれば差し替えますが、まぁこんな感じ。

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もうこれで頭の中もファッションも、完全にアメリカになってしまった(笑)

その状態で他の子たちと遊ぶわけなんだが、何故かその子たちがあまり僕と遊んでくれなかった。具合が悪いわけでもないし、虐められてるわけでもない。なのにどうしてだろうと不思議がってた母のところに、一人の女の子が話しかけにきた。

女の子:「ねぇおばさん、あの子(僕)どうしたの? ねぇおばさん、何であの子はマンキーしかしゃべらないの?」

母:「え?!」

母はびっくりしました。びっくりして僕のところへ来て、聞いた。

母:「Yuki、どうしたの?」

僕:「マンキー

母:「女の子がマンキーしか言わないんだけどって言ってるんだけど、どうしたの?

僕:「マンキー

母:「何でマンキーしか言わないの?」

僕:「マンキー

もう何を言ってもマンキーしか返ってこないのでどうしようもなく、病院に連れて行こうかと思ったといまだに言っている。

また最後に、僕は母にこう言ったそうだ。

「Yukiは、英語の人になる!

外国人になるでもなく、英語が話せる人になるでもなく英語の人だった。

当時何を思ってそう言ったのかはもう覚えていない。

ただ当時から英語が好きになり興味を持って外国人との交流を楽しんでいた3歳からの経験は、間違いなくYukiの内面の一部を形成するのに大きな影響を与えてくれた。


Dear Scott

スコットとの出会いはすごく大きな経験だった。また会って今度は自分の言葉で伝えたいが、約20年前にアメリカに帰国してから交流はなくどこにいるかわからない。残念だが、もし会えるならこう伝えたい。


Scott

Thank you for meeting me 20 years ago. I'm sure that I, Yuki would be totally different from who I am now if I didn't meet you. I'd like to show you big respect and gratitude from the bottom of my heart. You grew me up and led me to wonderful future. Thank you very much. See you again. 

Yuki

訳:スコット、20年前に出会ってくれてありがとう。もしスコットに出会ってなかったら、Yukiは今のYukiではなかったと思う。心の底から感謝と尊敬を伝えたい。スコットは僕を育ててくれて素敵な未来に導いてくれた。本当にありがとう。また会おう。Yuki

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