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歴史は繰り返す

北陸や東北で大雨が降り、甚大な被害をもたらした。そして、その雨雲が我が故郷滋賀県長浜市に流れ込んで、大ダメージをもたらした。テレビの映像にはピンポイントの故郷である高月町にあるガラスメーカーの工場やランドマークである赤と白の煙突が映し出され、そばにある高時川の濁流が畑やビニールハウスに流れ込んでいる様子が見て取れた。

大正10年9月に発生した高時川の氾濫の碑

数年前には、長浜市内の姉川下流で氾濫が発生して甚大な被害が出たし、約100年前には今回と同じ川で氾濫が発生した。こういうことが起こることは想像するに難くなかったものの、やっぱり100年や何十年に一度というだけあって、歴史は繰り返すもんだと思った。

今は地元を離れて京都で暮らしているし、実家も神戸に移転した。それでも、大好きな故郷だから、ビジターとしてお金を落とすことは複数回やってきたし、美しいと思う写真をたくさん撮ってきた。そして、ご当地方言「湖北弁」も大好きで「スタエフ」や各種SNSなどでも頻繁に使うほどだ。こうなるとやはり気が気じゃない。

ただ、テレビを見ていて無力感に駆られる。大雪のときもそうだったが、自分の身近で育った土地がニュースになってるとどうしても、傍観者という立場で言葉を失ってみているだけにしかならなくなってしまう。おまけに僕は今まで「災害ボランティア」なんてことを一度もやったことがなくて、ノウハウが無く、どういう窓口があるのかもよく分からない。やるとなったら猛暑だろうし、どうすりゃ良いのやら…

「お見舞いを申し上げる」なら誰でもできるが、そこからどう行動するかが地元愛や自分を試されるだろうと思ってる。僕もそうやって長浜市、特に高月町に対して何か救えることはないのだろうかなんて考えたりしている。「災害ボランティア」や何か他のこととかいろいろあれど、考えるより行動やと思うし、ここで言うだけでは何も救われない。悩ましいことだが、恐怖に怯えても良いことないから、とりあえずゆっくりと。そして、どこに住んでも他人事ではないから、できる対策も。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。