城崎と鳥取へ
北陸を楽しんで、京都へ戻って自宅で寝起き。「どこでも4DAYS」ここから後半戦だ。
嵯峨野線へ
京都駅までやってきて今度は「嵯峨野線」方面へ。
乗るのは特急「はしだて1号」。吊り目が特徴の「287系」だ。
「はしだて」に加えて「まいづる1号」東舞鶴行きも連結。綾部までお供する。
車内では折り返しに伴う清掃中。東京駅のあの精鋭たちに比べればゆとりは持たせて丁寧にやってる感覚。というよりあの「職人芸」のようなスキルが凄まじ過ぎるだけなのだろうか。
発車5分前に清掃を終えて乗車。北近畿方面も城崎温泉、天橋立を始めとしてかなり需要は高い模様。
見慣れた「京都鉄道博物館」「二条」などや「映画村」や「東映撮影所」などがある太秦を通過していく。
亀岡、南丹、京丹波など「森の京都」を駆け抜ける。
途中の「下山駅」では反対方向の列車が「お客様対応」のために遅れていた。詳しいことは知らされなかったし、聞き慣れない理由だから謎が残った。
そしてやってきた「綾部駅」。
この駅では「はしだて」「まいづる」を切り離す。「はしだて」が直進するのに対して「まいづる」は進路を逆向きに変えて「舞鶴線」へと入っていく。「はしだて」が先発のため切り離されるの瞬間は拝めなかった。
福知山で乗り換えて城崎へ
福知山駅までやってきた。「はしだて」は天橋立へ向かうため、乗り換えをするが、すでに横には大阪からの「こうのとり」が待機。同じホームで乗り換えられるようにしている。「ビッグXネットワーク」と呼ばれる所以だ。
指定席のきっぷも2列車通しで買えるなど便利な仕組みの反面、乗ってる列車が遅れたためにかなりタイト。果たして…
急かされるようなベルが鳴る中、駆け込まない程度に急いで、近くの扉から乗り込んで、ギリギリセーフ。
北近畿の山間を駆け抜けて豊岡へ。ここから城崎温泉の間は絶景が待ってる。
円山川と玄武洞。この辺りでは景色や終着である「城崎温泉」について観光案内がなされる。地形好きにはこういうところはたまらんもんだろう。
ここの玄武岩から生まれたのゆるキャラが「玄さん」。北近畿エリアの話題でテレビによく登場。“喋れる”ゆるキャラである。
京都から乗り継ぎ含めて2時間半で「城崎温泉」に着いた。今回乗ったのは「こうのとり号」の中ではかなり変わり種。
大阪寄り3両は「オーシャングリーン」。本来は大阪から和歌山県へ向かう「くろしお」向け増結車両だが、冬のシーズンには「こうのとり」にくっつくことがある。「夏は白浜、冬は北近畿」と季節の需要に応じて「副業」してるのだろう。
方や、4両は「明智光秀ラッピング」。大河ドラマ『麒麟が来る』に合わせて運行を開始。金色をベースに、「福知山城」「細川ガラシャ」など光秀ゆかりの場所や光秀を取り巻く人々があしらわれている。本来は1年間だけだが、予定を延長し、ドラマ終了後もラッピングは継続している。
メモをミスって「ピーーンチ!!」
ここから温泉に浸かってると、意外にも時間が押していることに気づいた。
一軒目の温泉から上がった時点で乗る列車まで30分というキワキワ、さらに受付で預けたスーツケースを受け取ろうとしたら、外国人が来ててんやわんや。
「一の湯」も一応入ったが「カップ麺ができる時間」しか入れなかった。
後から確認すると到着時刻を20分間違えてメモしていたことが発覚。メモを間違えたのは反省するのは去ることながら、だいたいこれを見て思ったことは
温泉は最低でも「30分」
レストランor食堂も「30分」
これでだいたい見積もって次に繋げることはできるだろう。とはいえ、温泉地で「1時間」はキツい。有馬のときは2、3時間のんびりできてたから。
ギリ間に合って、山陰海岸を愛でる
ドライヤーを省略し、列車発車5分前には間に合って乗り込んだ。
ここから「普通/鳥取行き」に乗り込む。実はここから鳥取方面は2時間以上時間が空くので、仮にここで乗り遅れて、タイムロスしたら痛いことにはなっていた。
今回乗るのは「キハ47」「キハ41」のミックス。2両1組である前者を1両で走らせられるようにしたのが後者。全貌は連結面に隠れているがオリジナルとはかけ離れたビジュアルになっている。
城崎温泉を発車するとすぐ温泉街。橋から撮る光景はかなり絵になる。
最初のトンネルを抜けると列車は海沿いへ。「山陰海岸ジオパーク」として国立公園に指定される名所で臨時快速「ジオライナー」が走ることもある。
温泉街とカニの街、海沿いを進む。
物語の世界を彷彿とさせるような高所を走る「余部鉄橋」と「餘部駅」。本当はここにも寄りたかったが、2時間も列車がないので断念した。ある動画で「ドライブスポット」で勧めていたが、その方がしっくり来てしまう皮肉感。とはいえ、絶景を見られるし、鉄道好きとして知っておきたい「悲しい過去の現場」だから行くだけ損はしない。
城崎から鳥取の半分ぐらいに当たる「浜坂駅」。湯村温泉を始めとする「兵庫県新温泉町」の玄関口。大阪からの特急や城崎温泉からの普通列車が折り返す拠点にもなっている。
ここで10分止まって、乗務員交代が行われる。この先の「東浜駅」から「北近畿エリア」から「山陰エリア」の管轄に移るためだが、列車が折り返す拠点でやった方が効率がいい。その隙に僕は撮影を。
海、山、終盤は高架線を抜けて鳥取駅へ。
ここで腹ごしらえと少しぶらりしたら岡山へ。
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