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石川へ&リターンto京都

「ヨルシカ」の世界を堪能して、高岡へ。そこから金沢へ行き、乗りたい鉄道に乗る。

IRに乗って

IRいしかわ鉄道521系。
天高く突き進む希望のようなロゴマーク

再び「あいの風とやま鉄道」だが、やってきたのは水色を纏った電車。これは「IRいしかわ鉄道(以下、IR線)」の車両。倶利伽羅駅から金沢までの区間をJR北陸線から引き継いだ鉄道ではあるが、JR時代に続いて金沢〜富山間を走り、基本的に「あいの風」との相互乗り入れする。

車内の広告類は「IR線」「石川県」の広報が占める。そして、若干ドアステッカーが違う。
新快速や地元のに似たブラウンの座席。

「あいの風」やJRと似た車内だが、広告類は「石川」のものが占め、ドアステッカーも一部オリジナルデザイン。でも、故郷でも見慣れた車内ビジュアルとモーターは高校時代のいろんな思い出が蘇ったり、この形式で告ったことも…

倶利伽羅峠。線形が良く、電車はスムーズに駆け抜けていく。
倶利伽羅駅。ここから「IR線」。

列車は倶利伽羅峠を越えていく。数多くの特急が駆け抜けた名所だ。

能登半島へ向かう七尾線。「IR線」ロゴを付けたのもいる。

津幡駅では茜色を纏ったJR七尾線と出会う。金沢から津幡間では七尾線も一緒に走ってる関係で通過する、両端で乗り降りするだけなら「青春18きっぷ」を始めとしたJRの乗り放題きっぷが使える。また、「サンダーバード」「能登かがり火」「花嫁のれん」という3種の特急も見ることができる。

金沢駅に着いた。

「もてなしドーム」古都の玄関は開放感がエグい。

いつ見ても「鼓門」や駅舎の姿には圧倒される。さすが古都の玄関口だけある。

オレンジの日比谷線

ここから地下へ降りていき、「北鉄金沢駅」へ。

行って戻ってきた後の「北鉄金沢駅」。なんの行列かと言えば「改札待ち」。地方私鉄や北海道で見られる「列車別改札」

ここにいるオレンジの電車「北陸鉄道浅野川線」で内灘駅を目指す。

03系

乗るのは「03系」。東京メトロ日比谷線で走っていた車両で「北鉄金沢駅」に佇んでるとあまりにも似合い過ぎる。

8000系

ちなみに隣のホームには「8000系」もいた。こちらは「井の頭線」を走っていた「京王電鉄3000系」を譲り受けたもの。この車両も「渋谷駅」が地下なのでこちらもよく似合う。「浅野川線」の他「石川線※」でもその姿を見られるが、電圧が低いために区別され「7700系」を名乗っている。

※北陸鉄道のもう1つの路線。野町駅(金沢市)から鶴来つるぎ駅(白山市)までを結んでいる。両路線は独立していて、元は別会社だったが、戦時中に国策で合併したという経緯があって今に至る。

グレーだった帯を北陸鉄道イメージカラーのオレンジ変えられ、ワンマン対応、雪除け取り付け、モーター取り替え、ドアボタン設置などの改造が行われた。

日比谷線時代の「8」号車。ここ変えなかったのなんかすごい。
03を名乗る。

ただ、よく見てみると「8」という号車表示がそのままだったり、座席もどこかそのまんま。ドアチャイムも銀座線などで聴けたものそのままになっている。そして、形式もメトロと同じ。

この車両に乗るのは10年以上前に東京旅行した以来。日比谷から「東京タワー」の最寄り神谷町まで乗った。記憶の中では「5扉車」というラッシュ向けの凝った車両だったと思うが、グレーのボディや変わらないドアチャイムでテンションが上がる。

再び晴れてきた。
どこか古さを感じない。

思い出はその辺にして、北鉄金沢を出発。夕方ということで帰宅客が多かった。無人駅では下校の小学生が多数乗車。ワンマンで「後ろ乗り、前降り」というのがネックで2分ぐらい遅れた。

大野川。この先に「河北潟」がある。

蚊爪かがつめ粟ヶ崎あわがさき間の大野川を渡る。上流には「河北かほく潟」という浅めの湖が広がっている。

乗った電車が「メトロ出身」にちなんだ『曇り夜空は雨の予報』や晴れて夕暮れ空になったため、『あたしをみつけて』『拝啓、夏に溺れる』をセレクト。

内灘駅と車庫

列車は20分弱で終点「内灘うちなだ駅」に着いた。車庫が併設されていてメンテナンスなどが行われている。

!!
日比谷線?!!
でも、ロゴは変わってる。

そして、改造途中の電車もいた。ロゴの変更や「サイクルトレイン」ステッカーが付いているのに帯色に手がつけられていない。メイクアップの途中を見ているかのよう。

内灘駅前

内灘駅始めとする「内灘町」。「金沢駅」へ電車で20分弱という好立地で家が多く建ち並ぶ。

滞在もそこそこに折り返す。

またもや雨。しかも、ザザ降り。
運転台。譲渡車でも「アクセル/ブレーキ一体型」が増えてきた。使いやすいんかどうか知らんけど。
七ツ屋駅。奥には「IRいしかわ鉄道」が見える。
地下を潜ればもうすぐ金沢。

そのまま金沢へとんぼ返り。

そこには入れ替わるように発車する「8000系」がいた。初期に製造された車両は「片開きドア」になっている。各地の私鉄で同じ車両は見られるがこのタイプはここが唯一だ。

サンダーバードで帰る

浅野川線を堪能したところで、京都へ戻ることにする。

リントで駅弁&お菓子を買う。
入り口にはゆるキャラと郷土の三大力士。
「リント」対する「あんと」

乗る前に駅ナカ施設「金沢百番街リント」でお菓子と駅弁を調達。東京から関西からたくさんの人が訪れる観光地故かかなり混雑していた。8年前の「新幹線フィーバー」が効いたのだろうか。

ホームへ

なんとかレジに辿り着いて会計し、かなり余裕ができた。

新幹線なら4駅だが、これは長距離ロードやなぁ。
ブルーは1年後水色に染まってる見込み。
ちょっとしたレアもの。
座席指定の「あいの風ライナー」金沢から富山県内をくまなく横断する結ぶ通勤の強い味方。

ちょっくら撮っていると「サンダーバード」がやってきた。

サンダーバードがやってきた!
そういや、このカラー「Ado」っぽい気が…
鳥と銅ラインのロゴ
683系4000番台。流線型から一転、「貫通風」デザインになった。

帰りは後ろの「4000番台」で座席指定。2009年デビューの比較的新しい車両で「9両固定」となっている。

行きは満杯だったものの以外にこっちは空いていて、僕の隣は誰もいなかった。本数の多さも去ることながら、後半でのトリッキーなことがそういう理由が分かるがそれは後ほど。

金沢を出発するとみるみるうちに加速。ハイスピードで駆け抜けて、北陸新幹線と並行する。

白山総合車両所。長野と並ぶ北陸新幹線の拠点。

「小松駅」「加賀温泉駅」など北陸新幹線の工事も大詰め。紆余曲折あったが、あと1年弱。このスピード感とこれらの風景も見納めとなることだろう。

福井駅
見えづらいが、「SABAE」とメガネの名物ネオン。ぼやけて見たら「せんねん灸」にも見える笑
北陸トンネル。湿気が凄い。

福井に止まり、そこからも夜の帳をノンストップで飛ばしていく。

北陸トンネルを過ぎると敦賀。でもこの列車は違った動きをする。

サンダーバード40号停車駅。わずかこれだけ。

今乗ってる「40号」を始めとした4往復は敦賀を通過する。特にこの列車に関しては停車駅が「福井」「京都」「新大阪」のみという「府県庁所在地」に限定。今やこういう類の特急はかなり減らしたが本数の多い「ドル箱特急」だからこその「技あり」な停車駅だ。でも、新幹線が開通すると必ず乗り換えとなるためこの光景ももうすぐおさらばだ。

敦賀を過ぎると列車はぐるりとカーブ。「鳩原はつはらループ線」を登って峠を越える。その間のトンネルから敦賀市内の夜景も拝める。

近江塩津から湖西線へ。

近江塩津からは湖西線へ。何度も乗っているが、実は夜に乗るのは2度目。「サンダーバード」となると初めてだ。

西の角度から見る夜の琵琶湖は初めて
湖東の夜景がきれい。

琵琶湖を挟んだ遠い方角には無数の光。東の方が栄えてる街が多いからかなり目立つ。

琵琶湖大橋
煌めく「アルプラザ」

堅田駅が近づくと「琵琶湖大橋」が見えてくる。湖西線でもこのへんはかなり栄えていて、「アルプラ」を中心に光り輝く。

タワーマンション、イオンなどが目立つ線内一番の都会。
大津中心部。

大津京駅を通過。かつて止まった「サンダーバード」は全部通過となったが、「イオン西大津店」を始め、タワーマンションが建っていたり、京阪電車も通る乗り換え駅として栄えてる。さらには、陸上競技場や球場のある「皇子山」というスポーツタウンもある。湖西線一番の都会と言っていいだろう。

京津線の車庫は山科の合図。ここで降りる支度だ。

山科を通過するともうすぐ京都。

京都帰ってきた。

京都にたどり着いた。

序盤で「ヨルシカ」そこから雨曲、夜曲などを満遍なくセレクト。

特に最近、「Ado」がJR西日本とのコラボを広島県を拠点に開催していることでその曲もちょこちょこかけてみた。青と黒のカラーリングを見るとどことなく「Ado」を彷彿とさせるし、やっぱり彼女を起用してくれたことは音楽ファンには嬉しいところ。

京都まで帰って宿には泊まらず一旦自宅へ。翌朝は「どこまで」行くのか…

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