MVの世界へ。

雨の「地鉄電車」「宇奈月温泉」を楽しんだら今度は行きたかったMVの世界へ向かう。

魚津駅

ここから大阪へ１本で行けたこともあった。遠いようで近い街だったのは今は昔。

どこか長浜っぽい。

魚津まで来て、乗り換え時間があったので少しぶらりしてコンビニでおにぎりを買った。腹ごしらえしたら、列車の時間。

「あいの風」で

普通金沢行き。

乗るのは「521系1000番台」。故郷で馴染みある電車と同じ形式だが、２年前製造のため顔付きと行き先表示は最新のものに変えられている。

中吊りはヒスイがジャック。「日本海ひすいライン」「えちご押上ひすい海岸駅」があるぐらい有名なんやな。

だいたい故郷のと似てる。

とはいえ、同じ形式で音は一緒。乗っていて懐かしくなる。

蜃気楼見えたりすんのかな？

魚津を出るとしばらくは海に近いところを通る。雨模様ながらかなり景色は良い。

観光列車「一万三千尺物語」！

富山に近づいてきて、車両基地。「あいの風」や富山から分岐するJR高山線もいる。

富山駅。北陸新幹線がこんな近く…！

神通川を渡る。

小杉駅。北陸にもよくある「アルプラ」が駅前に。

晴れてる！？

進んでいくとなぜか晴れてきた。これから行くところの名前通りの光景に楽しみが増してくる。

一番初めは魚津の名物にちなんだ『蜃気楼』、雨なので「ツユ」、これから向かうところに絡んだ「ヨルシカ」などをセレクト。特に「ヨルシカ」をかけた時にあんな晴れてくるってなぁ。

タラコのディーゼルカーで

高岡から先は、氷見線へ乗り換える。

キハ47による氷見行き

待っていたのは「キハ47」。数は減らせど、中国地方や高岡地区は未だ主力。

高岡の車庫はディーゼル天国。

高岡駅を出発。車庫を覗くと「『忍者ハットリくん』列車」や観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」略して「べるもんた」もいる。

この辺は工場が目立つ。

能町駅。貨物ヤード的空き地が広がる。

路面電車「万葉線」とクロス

貨物の専用線。

序盤は住宅や工場地帯を進む。風光明媚で知られる路線にはこんな二面性がある。「伏木駅」を過ぎると真打が姿を見せる。

そう！これが一番のクライマックス。朝からの雨が嘘のように、こんな晴れてくることになるとは…

あの聖地に奇跡が…！

なんでこんな地名通りになんの！？

そして着いたのは「雨晴あまはらし駅」。この駅に降り立ったのは実は…

１億再生を突破したあのMVが撮られた場所。「あいの風」でも聴いてきたが、ここに来て曲通り、地名通りに事が進むとは…

氷見方面には雨雲が。

そんなわけでMVの角度やそれっぽいところでいろいろ撮ってみた。ゾッコンになった曲ゆかりの場所に来てみたかった目標は元より、思いもしなかった出来事もあって、良くも悪くも旅って何が起こるか分からないものだと感じた瞬間だった。

高岡行きで戻る。

本数が少ないので30分で折り返す。帰るとなった瞬間、雨が降り出してきた。

断崖絶壁ギリギリ。ゆっくりと走ってく。

雨混じりで時折晴れ間も覗く。

ここで聴くのはもちろん「ヨルシカ」。『ただ君に晴れ』を聴くには「あいの風」のハイスピードさがちょうどいいので先に聴いた。それでも、晴れの曲、雨の曲を満遍なく聴けてすごく満足。