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失恋という呪縛を解く

今まで「トラウマ」だと思っていたことが一気に晴れてきたここ最近。

中学、高校での猛恋愛もここ最近になってネガティブさが落ち着きを取り戻している。「クズ」に優し過ぎた「お人よし」ではあったが、たった1回しか経験していない恋愛だけはうまく行っていないようで、うまく行っていた。

振られた、でもありがとう。

そう思う最たることが、僕を振ったときに放たれた一言

好きでいてくれてありがとう。

こんな良い一言を言われたのだが、やっぱり寂しかったし、付き合いたかった。

怖いと言われ…

なんとしてももう一度チャレンジしようとアプローチを試みてみたが、部活仲間から

怖いって言ってたで

と告げ口されて、またも辛かった。当時嫌いな相手から言われたのと、自信なくて考えることもできずにただただ自分の「好き」を否定し続けた。

後に成人式の二次会で声をかけられたり、路上ライブ行ってみたり、影響されて「あいみょん」に恋してみたりしたが、現在では音信不通になってしまっている。

ここにもあの弱点

そういう「悲しみ」の連鎖ではあったが、最近考えてみると「付き合うことによる妬まれリスク」があったし「お人よし」という弱点を見え透いて「この人と付き合うことに希望が持てなかった」と推測するようになった。前者は他の女友達に言われたことも記憶している。しかも、告げ口した相手は実際「クズ」でもなんでもなくただただ「自分勝手に病んでる」僕に苛立ってただけの話。それに彼は「短気」なだけで、自分のことばかり考える風には見えなかった。複雑な時期だったとはいえ、そういうことに気付けなかったし、やっぱりここでも「自分のことしか考えない」弱点が転がっていた。

悩みが転じて、糧に。

以来終わりの見えない悩みに苦しみ、リアルでは封印したりもしたが、「喝」を入れられたことでこんなことにも思いを巡らせられるようになったもんで、実は自分で苦しんで自滅していたに過ぎなかった。しかし、これが一転してこの恋愛を糧にできるぐらいにもなった。

あんなことを言ったとて、結局忘れらんない。数日前にも夢にまた出てきた。けど、それでもいいって井手上漠ちゃんが言っていた。今は「ご縁」が無くたってそれでもいいし、「やくも」に乗ったときのような感じで別の良い人に出会えるのかもしれない。そういうセンスを磨くためにも仕事を覚え直して、打ち込みたいもんだ。

なんだか、「失恋」という名の呪縛が解けたよう。どこかで見た映画みたいに。

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