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バースデイきっぷ2日目後編

高知の路面電車を1時間見た後はさらに高松まで2本乗り継ぐ。

特急南風なんぷう24号

高知からは岡山行きの特急南風24号で宇多津まで向かう。

3両編成で岡山側の先頭はなんと赤色の「アンパンマン列車」だった!!

基本的にダイヤが固定されているが、グリーン車以外は通常塗装とローテーションが組まれることが多々あり、固定ダイヤではないところに「アンパンマン」が、逆に通常塗装が連結されることもある。そんなわけで狙ったわけではないプチ奇跡と相成った。

ただ、今回はグリーンで指定。最新型で「しおかぜ」同様豪華設備となっている。

高知を発車して土佐山田を越えると高知から徳島にまたがる難所である「大歩危おおぼけ小歩危こぼけ」の渓谷を越えていく。

かつて高知旅行をした地元中学の女友達が旧型の「アンパンマン列車」に乗ったら酔ってしまったなんてことをツイッターで見たのを覚えている。だが、僕の場合は「やくも」の強烈な揺れに耐えられたのと、乗り物酔いしない技を会得したからか急峻な四国山地にも耐えられた。その点、新型故に乗り心地が改善されているっていうのもある。とはいえ、「嵯峨野トロッコ」とか京都山城の関西線のような急カーブがこれでもかと多いところを100㎞/hのハイパワーと振り子の性能を遺憾無く発揮しているし、時々出現する50㎞/h制限で加減速が多いのもけっこう酔う要素なのかと考えたりする。人によりけりだが。

音楽ももちろん楽しく聴けた。『藍二乗』を徳島県内で聴いていたのだが、藍染めの一大産地っていうのを後で知って図らずもピタッとハマっていて嬉しくなった。

快速サンポート南風リレー

宇多津から本州へ向かう「南風」とおさらばして高松へ。

ここからは「サンポート」という快速に乗る。高松から香川西部の速達輸送や快速「マリンライナー」のを補助する役目を果たす。その上、先の「南風」と乗り換えがすぐできる列車は「南風リレー」の名前も付けて高知〜高松間の需要に応える。ちなみに「サンポート」とは高松駅前再開発地区の愛称に由来する。

2両編成のローカル電車ではあるが、快速だからかハイスピードで飛ばしていく。このときは平日帰宅時間ってこともあってスーツ姿のサラリーマンと部活帰りの学生で座席が埋まっていた。そんな中で聴く「さよならの今日に」はよく似合っていた。

高松まで来て、宿へ向かい2日目はここまで。3日目に続く。

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