リュウジさんとうま味調味料
僕が自炊する上で一番参考にしている料理研究家リュウジさん。SNS上で話題になったのを皮切りに、テレビ、YouTubeなど様々なメディアで活躍されている。
そんなリュウジさんは『味の素』に代表されるうま味調味料を使うことが多い。日本の食卓に欠かせないロングセラー調味料として愛されていて、「ほんだし」「アジシオ」など味の素製品でもこれが配合されている。しかし、健康ブームでこのような化学調味料や添加物に対するマイナスイメージもある。紹介してるツイートではリュウジさん料理動画などでうま味調味料を多数使用していることに反発して、論文を根拠に「うま味調味料は神経毒だ」と主張する引用ツイートが併記されている。
僕はリュウジさん以前に、我が家では普通に味の素が常備されていて、それを使ったチンゲン菜の炒め物もよく食べた。先にも述べたように「ほんだし」にも『味の素』が配合されていて、我が家にも普通にあって、味噌汁にも普通に入っているし、僕も愛用している。「神経毒」だなんて主張はあるが、本当に毒だったら僕はこうやって生きて綴ってなんていない。おまけに味噌汁で昆布やカツオ、いりこ、その他魚介だしから取るという超絶手間なことには費やしてられない。「ほんだし」を始め、顆粒だし使うなんておそらくどこでも当たり前。日本家庭の頼れる味方なんだし、「ご長寿大国」の原動力の一つなのだと思う。90直前まで生きた僕のじいちゃんばあちゃんだって毎日「ほんだし」入りの味噌汁、煮物なりを食してたんだから。
『味の素』は100年の歴史があって、厳しい品質基準の下、長らく我々消費者に供されている。リュウジさんも言及されていたが、「人の暮らしをより良くするため」に『味の素』は誕生した。その想いは今でも平均寿命が延びるという形となって現れているぐらいだ。仮に神経毒で健康被害が多数出ていたら100年は続かない上、「カネミ油症事件」ぐらい社会問題になってることだろうと思う。
加工食品や加工肉の発がん性の高さなどの研究や論文で多く指摘されているとはいえ、あくまで摂り過ぎ、食べ過ぎなどからくるもの。「腹八分目」ぐらい食べて、体にいいものを意識的に摂っていく、さらにストレスを溜めず、いい眠り、適度な運動、酒はほどほどになどすることが本当に健康につながるのではないかと思う。そして、デマやそれ紛いの情報に惑わされず、「セカンドオピニオン」を探すなどして一歩立ち止まって考えることが大事だ。これはワクチンのことでも同じだ。
僕は今後も『味の素』「ほんだし」にはお世話になると思うし、食を愛し、考える人間だからこそ積極的に使っていきたい。携わる皆さんにはどうぞこれからも食卓を支えて、彩り、健康を与えて頂きたいことを願ってこの記事を〆ることとしよう。