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変われることを学んだ。

オリンピック開会式の裏、民放局をザッピングしていて10chを押すと、金曜ロードショーで『君の膵臓が食べたい』のアニメ版を放映していた。実写映画のイメージがあるが、僕は完全初見。公式サイトを見つつ、福岡市内の街並みや主人公の「僕」と桜良が泊まった「ヒルトンホテル」のリアルさに感銘を受けた。富山県高岡市を走る路面電車『万葉線』の旧型車が2つのカラーで、さらに城端線と氷見線のキハ40が出演しているのはファン的興奮。あと、なかなか聴かないバンド『sumika(スミカ)』の曲も良くて、プレイリストに即ぶっ込んだりした。そんなこんなで試しに見てみると、やっぱり学ぶことは多い。

偶然なんかじゃない

クラスメイト隆弘に殴られた「僕」をかばう桜良。そのときに発したこのセリフ。たしかに偶然かもしらないけど、選んできて出会えたわけでもある。偶然でも必然でもあるのかも。Yukiで言うと高校、大学、バイト、そしてこの場所。選んでいい出会いがあった。
「選択して生きてきた」いつもそんな感じだったのかも。

人は変われる

いわば、捻くれ者だった「僕」は桜良に出会ったことで、心を開くようになる。ある日、クラスメイトの通称「ガム君」がいつもの如く「ガムいる?」と聞かれ、一度は断ったが、「やっぱりもらう」と返事するほど素直になっている。そして、最後も…(ラストは自身の目でご確認ください。)
「僕」の姿を見ている僕Yukiもいろんなことが変わっていた。昔の方が比較的捻くれていたし、暗く悪いオーラを放っていたことで批判されまくったが、いろんなことがあって少し素直に明るく振る舞えるようになって、いい仲間が寄ってきたような気がする。
変われるかどうかは、環境もあるし、意志次第なのかも。実際変われていない人も身近にいたから。
とはいえ、変われることは大方良い方角に行けるから。

後半割とショッキングなシーンがあったものの、トータルいい作品だった。特に「自分自身が変われる」ことは物語の大きなメッセージだと捉えた。恋愛物はリアルとは遠い世界なのだと思うYukiではあるが、でも、物語でまた学ばせてもらった。まだ、変わる途上にある僕Yuki。その歩みと学びを止めず、生きていきたい。そんなことを考えた昨日の夜だった。

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