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懐かしい訛り

ある夜、こんな「vlog」を見てみた。「いつメン女子」6人が居酒屋で新年会やって、今年の目標や結婚式のことなどをざっくばらんに喋っている。

なぜ気になったかといえば実は動画に映っている全員地元の知ってる人たちでインスタを通じて知った。喋っている言葉は完全に滋賀の言葉で関西弁がベースではあるものの、「関西の端っこ」という土地柄で「標準語が増しめ」になっているのが特徴的。故郷では教科書を音読しても「大阪訛り」にならないし、動画で串カツのウインナーが1個残った場面でも「遠慮のかたまり」というワードは出てこない。京阪神のとは全く異なって「地元のZ世代」らしい聴き慣れた雰囲気にビビッときてしまい懐かしくなった。

僕の場合は京都住んでいるからその方言も混じるようになったり、元々母親や母方の祖母が「大阪弁話者」で父も大阪在住歴が長くどちらかと言えば京阪神に寄っている。妹もそのイントネーションに影響されていたりする。他にも大学やバイトの関わり、在阪テレビ、ラジオの影響からかそれらの言葉にも慣れはしている。

ただ、旅していると関西弁喋っているけど、どこか違う言い回しや標準語アクセントを多様する独自の方言には鋭く反応しがち。滋賀に限らず、奈良県民や兵庫県民の言葉でも。一般的にテレビで見るようなのとは異なる。

一応限定公開はしていないとのことで勝手に共有して、「地元独特の訛り」という独自のフォーカスで思ったことを綴った。noteの存在のことは匂わせても誰も興味なさそうだったし、地元の同級生との関わりが薄過ぎて蚊帳の外でたぶん広まるほどでもないかもしれない。仮にバレて、怒られるかもしれないが、覚悟している。自分が思ったええなぁと思うことを伝えてるだけだし、自分にはできないと思ってる世界に足を踏み入れて、楽しいことを広めようとしている姿は尊敬する。その上、看護師だってちゃんとやってるみたいだし。

心の闇とひとり旅と好きな音楽を文字で伝える自分とは真逆の世界で彼女の人となりを深く知ってるわけでもない。とはいえ、地元の言葉が一番好きだし、それをまさかYouTube上で聴けるというのは愛が反応してしまう。直接伝えることは多分ないだろうし、自己満でも個人的には幸せは感じている。「それと関西弁もいろいろあるんやで」っていうのも少し伝わったのかも?

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