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お米を研いでみたら

お米を研ぐのはなかなか手間で無洗米を使うって人は少なく無いだろう。一方でちゃんと研いで美味しいご飯を食べるために惜しまないって人も。僕の自炊生活では長らく無洗米を使い続けてきたが、ここ最近お米を研ぐことによるメリットを享受するようになってきた。

リュウジさんのレシピで『至高の白米』なるものがある。その際に試しにお米を研いで、1時間吸水させて、清酒を入れて、早炊きしてみた。

するとお米の味が格段に違うことに気がついた。基本的に「おかずと一緒」を前提にしているご飯好き故にあまりお米の美味しさにはこだわりはなかった。その考えが背負い投げされたような衝撃の美味しさを感じられた。お米はダマになってなくてしゃもじが入りやすいし、チャーハンもほぐれやすくなった。

それ以後お米は2、3回研いで、吸水できるときは吸水させるようになった。研ぐ回数は多い方がいい人もいるらしいし、母はどうしてるか知らないが、リュウジさん曰く「精米技術が発達してるからこれで十分」とのこと。「こんな簡単なんやぁ」と目から鱗が出た。

「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「あきたこまち」を筆頭に銘柄米があったり、北海道の「ななつぼし」や我が故郷滋賀の「みずかがみ」といった新進気鋭もあるなどたくさんの美味しいお米があるからこういうやり方を身につけたら、お米本来の甘味とかが分かって、違いが分かるようになるのかもしれない。

ちょっと手間だし、研いだ汁ももったいなかったり、環境面でちょっとアレだったりする。滋賀ローカルでやってる無洗米のCMでは「と、がないから、琵琶湖もキレイ!」なんて宣伝してるぐらいだ。それでも、研ぐことでお米の良さが際立つというのは確かだし、ご飯の使い勝手も良くなる。どっちもメリットはある。土鍋のような超絶うまいまでいかなくとも一度は研いでみてお米本来の美味しさを堪能してみると見方が変わるかもしれない。

サムネのお米「こなんまい」。

P.S.ちなみにサムネのお米の全体図がこちら。滋賀県湖南市の会社が手がけたこだわりのお米。昔から滋賀ローカルのCMで気になってちょっと買ってみたりした。たまには贅沢でちょっとお高めの違うお米を使ってみるのもいいかもしれない。

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