見出し画像

久々の首都圏、ここ行きたい!

こないだある列車のきっぷをJR西日本の「e5489イーごよやく」というサイトででネット予約してきた。

寝台特急「サンライズ瀬戸」。相方である「サンライズ出雲」とともにJRグループでただ一つ残る定期運行の夜行列車。「ブルートレイン」から脱皮した赤とクリームという夜明けをイメージした塗装が特徴だ。なかなかきっぷが取れないと聞き、繁忙期には「出雲」で臨時増発が設定される。僕が探そうとすると乗りたかった日は個室はほぼ満室、「ノビノビ座席」しか残っていなかった。「ここにすれば?」と言われるかも知れないが、この座席はカーテンだけで仕切られた雑魚寝部屋のようなところで「プライバシー面がちょっと…」と個人的に合いそうになく避けた。その後、別の日を探したらなんとかゲットした。どういう部屋なのかは乗った後に語るとする。

前置きが長くなったが、実は東京に5年以上ぶりに行くことになったからにはちょっと目星つけていきたいところがいくつかある。

ヨルシカゆかりのあれこれ。

まずは「ヨルシカ」の曲やライブでの映像で登場した光景を見に行きたい。

この曲の歌詞で

東伏見の高架橋、小平、富士見通り商店街

と出てきて、ライブツアー『月光』『月光再演』の物語パートの映像でもその周辺、沿線街並みやそれらを通る西武新宿線「2000系」という黄色い電車が登場した。好きとしてはやっぱり来たら行っておきたいし、どんな街か見てみたい。また、『神様のダンス』という曲のライブにおけるバック映像に中央線のオレンジ色の快速電車も登場していたから、乗れる機会を窺っておきたいところ。

また、こないだのライブでも出てきた「江ノ電」「新宿駅」も聖地巡礼したいところ。

音楽好きとしては…

次に行きたいのが「下北沢」。大阪で言えば「アメリカ村」に相当する「サブカルタウン」っていう印象でそこと同じくライブハウスが多い。

「トーキョーコーリング」「下北沢にて」などサーキットフェスが盛んだし、ここを拠点に活動しているバンドもたくさんいる。音楽にまみれている僕にとってみれば行かなければと思う。ついでに、小田急と京王井の頭線も堪能したい。

あいみょんといろんなロケ地

あいみょんの代表曲の一つである『ハルノヒ』。この曲の中には「北千住駅」というワードが入っていて、タイアップした『クレヨンしんちゃん』の故郷「春日部駅」や「東武伊勢崎線(スカイツリーライン)」と繋がる。僕の父が東京での単身赴任時にこの沿線に住んでいたり、一度だけ鬼怒川温泉へ特急「スペーシア」で向かう際に通過したりもしたなど個人的にゆかりが深い。もちろんここも行きたいがもう一つ行きたいのが相鉄いずみ野線の「ゆめが丘駅」。

実はこの曲の「Very Short MV」やジャケット写真がこの駅で撮られている。近未来的な特徴ある外観は降りて見てみたい。それ以外にも星野源さんの『時よ』やGReeeeNの『僕らの物語』など相鉄がロケーション協力しているMVが多いし、CM、映画、ドラマなど映像作品では常連のように出てくる。こういうのもいろいろリサーチして探してみたい。

あいみょん関連以外では、このMVの撮影地も。京成東成田駅という「現役なのに廃墟」と称される知るとぞ知るスポット。「ヒトリエ」初代ボーカルで2019年に亡くなった「wowakaヲワカ」さんの遺作の1つで訃報をきっかけに聴いてみたぐらいだが、いろいろ聴いてみて京成の旅でも彼らの曲を1つはお供してみたい。

音楽関連ばかりだが、その他にも乗ってみたい行ってみたい路線はたくさんある。いろいろリストアップしながら、行けそうなとこまで書いたり、「こっちも良いけど、なんかこっち乗りたい…!」と変えてみたり、音楽の世界観に合わせて乗ってみようと思ったり。

でも、「毛細血管」のような首都圏の鉄道群をいくつ乗りに行けるかはわからないし、輸送障害に巻き込まれる可能性も否定できない。とはいえ、修学旅行、いとこの結婚式で何度か東京を訪れても基本的に鉄道は二の次以下。本気出して堪能できずにいたし、そもそもライブ目的で関西以外に行くことがまずない。貴重な寝台特急で行く首都圏の旅。不安も多いがワクワクも多い。この界隈も詳しく、路線の各末端も全把握してるとはいえ、ボォーとしてたらえらい目に遭いかけた最近だからどこまで行けるかは調べておきたいし、計画を練って、「腹パンパン」ぐらいに鉄道を乗り尽くしたい。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。