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熱き17日間を振り返る

東京2020オリンピックの熱き17日間が幕を下ろし、2024年のパリへと引き継がれた。
諸問題を抱えボロが出まくり、去年から1年延期、加えて会期中に第5波のコロナ感染拡大という異例に異例を重ねた今大会。

僕はオリンピックを純粋に楽しみたいと思って、NHKのラジオ、テレビを筆頭にいろいろ見て聴いていた。決定的瞬間を逃したこともあったが、いずれもいい戦いをしてくれたことだし、めでたいのは当然のこと。

悪いことが注目されまくりはしたが、どこか「終わり良ければ全て良し」感がある。どんなことでもゴタゴタ続きであっても、いいフィナーレを迎えたら全てが報われて、やり切ったいい気分になる。開会式でも思ったことだが、どこか文化祭や体育祭に似てると思ったりする。似て非なるし、規模が桁違いなのは承知だが、本質的に似てると思ってしまう。

この記事の最後でラジオでオリンピック観戦してると綴った。卓球、水泳などを家事がてらなどに聴いていた。視覚情報も一緒くたにして伝えているため、アナウンサーさんは大変やろなと思いつつ、軽快なテンポと言葉からすぐ視覚がイメージできるからこれもええなぁと思った。元々、プロ野球中継で慣れてはいたが、4年に一度、おまけに自国開催の貴重なことだから今年初めて聴けてホンマによかった。耳だけでも熱くなれる。

選手、スタッフ皆が不安だらけでSNSは罵詈雑言の嵐。このところ感染も今まで以上の猛烈な拡大をしている最中、よくぞここまでやり切ったと思う。もちろん、議論はあると思うが。

この17日間、僕は比較的心が満たされていたように思う。ニュース速報のテロップに出る快挙には思わずよそ見して心躍った。ただただ純粋に楽しむという目標は糸も簡単に達成はできた。批判することは性に合わないからっていうのもあるし、落ち込んでたり、怒りを発してもいろんな傷をえぐって闇を深めるだけのことなんて何の生産性もないから。そして、正解なんてない。

それはいいとして、選手のコメントには喜怒哀楽、千差万別な表情が感じられたし、健闘を讃えあうスポーツパーソンらしい空気感も幸せなもんや。スポーツの凄さってそういうところなのかも。ちょっとだけ、高校時代弓道や野球の試合で自分の学校を応援してた感覚に似てるのかも。オリンピックという特別な場で「スポーツの力」の意味が理解できたのだと強く思う。閉会式の光景は「有終の美」そのものだ。

オリンピックがパリに引き継がれたところで、今度はパラリンピック。民放も中継するほどの気合様。とくと見て聴いてみようじゃないか。新たな出会いがあるかもしれない。期待してみよう。

こんな美化したこと綴ってもええんかなぁと思うほどSNS中心に批判がはびこる中だが、僕は僕で楽しんでるだけだし、喜怒哀楽それぞれで思うことあったら、いずれも否定などしないからそれでいい。干渉したところで意味ないし。そんなこんなでオリンピックの17日間の率直なことを綴った今回の記事でした。

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