このラジオもいいよ。

ラジオっていろんなジャンルある。その中でも、「芸人によるトーク番組」が好きな人をよく聞く。霜降り明星や三四郎、オードリー、ナインティナインなどが出演する「オールナイトニッポン」シリーズ、爆笑問題、伊集院光さん、おぎやはぎなどが名を連ねるTBSラジオの通称JUNKジャンク」枠といった深夜のトーク番組はどれも面白いと若年層のラジオファンに人気を博す。先日僕も一度だけ『霜降り明星のオールナイトニッポン』を聴いてみた。このときは粗品さんの不適切発言が物議を醸した回だったが、人気の理由がよくわかった。

滋賀で聴いてた頃

ただ、僕はこれらのラジオ番組よりは昼間の地域の番組を聴くことがほとんど。滋賀在住時代は県域のFM滋賀(e-radio)をよく聴いていて、平日朝から夕方のラジオに毎日投稿。ヘビーリスナーとなった。週末になると、TOKYO FM系全国ネットがほとんどだったが、「福山雅治のSUZUKI Talking F.M.トーキングエフエム(福のラジオの前身)」「山下達郎サンデーソングブック」は父のクルマで聴いていた幼いときから馴染みがある。

引っ越してから

京都に引っ越してからは、FM大阪KBS京都などを頻繁に聴くようになり、やっぱり、地域番組が中心。そして、FM大阪はe-radioと同じ系列のため、上に挙げた全国ネットを聴くことがほとんど。

実家が神戸に引っ越してからは帰省してKiss FM Kobeキッスエフエムコウベの地域番組をよく聴く。個人的には89.9エイティナインポイントナイン Kiss FM〜♪」というジングルが琴線に触れて気に入っている。

NHKラジオにハマった

そして、最近はNHKのラジオをよく聴くようになった。19時前にやっている京都局のローカルニュースや「きょうのニュース」「けさのニュース」「マイあさ!」「マイあさ!関西」「らじるラボ」「関西ラジオワイド」などワイド系、報道系をよく聴いている。
それをBGMに洗濯、料理などしていて、集中できていたりする。また、テレビの定時ニュースやローカルニュースとは違って、局アナさんが個性を表に出してきてあれやこれやをぶっちゃけるところも面白いと思う。

寝落ちの新定番

また、寝る前は「ラジオ深夜便」の23時台〜0時台で寝落ちすることもある。アンカー(メインパーソナリティ)陣には「ピタゴラスイッチ」ナレーターでお馴染み徳田章とくだあきらアナや「2355」「ねほりんぱほりん」ナレーターで元NHKのフリーアナ石澤典夫いしざわのりおさんなど耳馴染みのお声を始め、日替わりレジェンドアナウンサー陣の声は「耳心地のいい声を知り尽くしている」と個人的に評するほど気に入っている。

ラジオで子育てのリアルを学ぶ

『ラジオ深夜便』では毎月1回のペースで『ママ深夜便』という子育て応援企画が放送されている。「子育てリアルトーク」「真夜中の絵本」「親と子どもの音楽」「ことばの贈りもの」と通常の企画を子育て世代に特化した形に変えて放送。アンカーには自身もママとして子育て経験豊富な村上里和さとわアナが務める。
聴いているとリスナーが抱える子育てのリアルや辛い本音が痛いぐらい伝わる。でも、自分としては学びで、結婚して子供ができたらサポートして、親も子も健全で抱え込みを少なくできる環境を整えたいと思う。具体的にどうやればいいかはぼんやりはしているが。

好きと好きを合わせた

NHKラジオには「鉄旅・音旅 出発進行!」という鉄道専門の番組を毎週放送している。鉄道好きミュージシャン土屋礼央さん、「女子鉄アナウンサー」久野知美さん、鉄道系テクノユニット「スーパーベルズ」車掌DJ野月貴弘さんの3人がモーター、放送、扉、アーカイブスから発掘した今では聴くことのできない音など「鉄道の音」を掘り下げていくというもの。ファンとして嬉しい番組も去ることながら、マニアックな表現をグルメやスポーツなど他のことに例えてその興奮を伝える土屋さんの変換力が良いから、コアながら万人に楽しめると僕は思っている。また、「らじるラボ」でも毎週月曜に「鉄音ラボ」というコーナーで野月さんがレギュラー出演中。

ということで、遍歴を交えて「こんなラジオもええねんで」という感じでオススメしてきました。若年層にはついていけない番組もあったりしますが、テレビをザッピングするみたいにちょっと耳を傾けたら、意外といいと思うかもしれませんよ。
最近はオリンピックをラジオで聴いたりしてますが、耳だけでも結構楽しめますし、手に汗握って面白いですよ。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。