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京都駅ナカのカレー

以前は節約志向が強くて、自炊以外は専らファストフードが中心だった。ただ、最近は桜紀行で食べたうどん屋で感動したことやドラマ「孤独のグルメ」のファンということもあって、自分の見知らぬ店に寄って、美味しいグルメを1人で食すリアル孤独のグルメをすることも珍しく無くなった。加えて、アナウンサーやラジオDJなどの伝え手への憧れで食リポを自己流でこだわるようにもなり、note、スタエフ、インスタで発信したりしている。そんな今日は駅ナカで前から気になっていたカレー屋で食べたスペシャルなカレーをご紹介しよう。

JR京都駅の西口改札に入って右へ、在来線から新幹線に乗り換える改札の目の前にあるのが、『SPICY MASARA』というお店。いかにもというネーミングで、カツカレーやほうれん草、エビフライなどトッピングのバリエーションが豊か。そんな中でチョイスしたのが、新幹線懐かしの食堂車プレミアムビーフカレー。前々からこれが気になってずっと食してみたかった。新幹線の食堂車が廃止されたのはまだ物心ついていない頃でほんの好奇心ではあった。
店に入って食券を買い、厨房にいる優しい笑顔が印象的な店員のおじさんに渡す。しばらく待ってると思ったより早く、カレーとトッピングの温泉卵が登場。実際中の座席は改札内と改札外で区切られていて、今はソーシャルディスタンスで2席削減されているから無論早くて、回転率が良いわけだ。

インディアンな独特の容器に入ったルーを真っ白なライスに流し込んでいざ。

温泉卵はまた後ほど味変するとして、まずはルーを一口。程よい辛さ、ほのかな酸味、ホロホロに煮込まれたビーフも柔らかくて美味しい。カレーや唐辛子系を食べると比較的胃がもたれやすい僕だが、これは全然いける。そして、ルーに温泉卵を投入して味変。こういうときはライスも一緒に混ぜるところだと思うが、白飯と分けて食べるのが好きなのでライスはそのまま。そしてまた食べると、卵のまろやかさがいいアクセントになって、さらに美味しい。

食べていて思い出したのだが、かつて、大阪弁天町の駅前にあった『交通科学博物館』に展示されているブルートレインの食堂車で似たようなカツカレーを食べたことがあって、それに似ている気がした。鉄道系博物館っていうのもあって、おそらくそこでも出されていたのではないだろうか?はっきりとはしないので、それはさて置いて、ホンマもんは食べたことが無いのはいえ、僕でも食べやすく、非常に美味しかった。今度は店オリジナルのも食してみたい。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。