図2

足関節の基本事項

足部には19の筋肉、26の骨、33の関節、107の靭帯が存在しています。つまり、それだけ足部は細かい動きが必要で人間の構造において重要と考えることが出来ます。


この記事では足部の基本的な事項を書いていきます。


1.足関節の解剖学

足関節は脛骨、腓骨、距骨の3つの骨から構成されています。脛骨と腓骨が天蓋を作り、距骨がはまり込むような形となっています。

図1

Peter A J de Leeuw, Pau Golanó, Joan A Clavero, C Niek van Dijk: Anterior Ankle Arthroscopy, Distraction or Dorsiflexion? Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 2010 May;18(5):594-600.


距骨の形状は前面が幅広く、後面の幅が狭くなっているため、足関節背屈時に骨がしっかりとはまり込み、足関節は安定します。

図3

坂井 建雄:プロメテウス解剖学アトラス.第三版,医学書院


2.足関節の関節可動域

足関節の運動は底屈と背屈が中心となりますが、純粋な底屈-背屈ではありません。


これは同じ被験者ですが、足関節の運動学を無視すると関節可動域がここまで異なります。

図1

皆さんはご存知ですよね?


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