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本気の『応援』『支え』の想いはきっと届く

2017シーズン
J3優勝を果たした秋田だったが、
スタジアム問題をクリア出来ずにJ2昇格が
叶わなかった。
翌年、
優勝したけど昇格出来なかった。
という事実をキッカケに
県も前向きに動いて下さり、
何とかスタジアム問題がクリアされそうな状況で
シーズンに望む事が出来た。

2018シーズン、戦力も更に補強し、
開幕前評判では今年も秋田の
上位進出は間違い無いだろう。
という見方も多く見られた。

万全の状態でJ2昇格に向けて走り出した。
かに思えたが、蓋を開けてみると
開幕戦勝利の後、アウェー2連敗、
迎えたホーム開幕戦、
異例の1万人オーバーのお客さんが
スタジアムに足を運んで下さり、
期待して見守ってくださる中、
秋田は何の見せ場も無く敗戦。
早くも致命的な3連敗を喫した。

前年度リーグ優勝した事で
県内の注目も大きく増し、
J2昇格へ向けて大きな期待を胸に
駆けつけてくださった、
1万人以上の方々の前で
不甲斐ない試合で敗戦してしまった事に加え、
昇格を目指すチームが早くも3連敗。
自信を失いそうな負の感情を持ちながら、
申し訳ない気持ちで俯きながら
サポーター席へ試合後の挨拶へ
向かった当時の状況は
今でも鮮明に覚えている。

何を言われても仕方が無い。
全てを受け入れようと覚悟して
向かったサポーター席で待っていたものは、
想像していた物とは180度違う物でした。

熱く叱咤激励の言葉を大声で叫ぶサポーター、
中には泣きながら
自分たちを信じて鼓舞してくださる
光景が広がっていました。

『この人達すげ〜。めちゃくちゃ前向きやし全然諦めてへん!』

そんな感情で圧倒された事を記憶しています。

そして挨拶を終えて
背中を向けた我々に向かって
コールリーダー筆頭に歌ってくださった
チームへの熱のこもったチャントに
背中を押されなかったスタッフ、選手は
いなかったことでしょう。

この試合ベンチで出番の無かった自分でしたが、
自然と鳥肌が立ち、
色んな感情が入り混じり、
涙すら浮かべる程の出来事でした。
その感動をパワーに変える事が出来たし、
その後も心折れる事なく
モチベーションを保てました。
次の試合からはほとんどの試合に絡み
プレーをする事が出来ました。

結果、
2018シーズンのJ2昇格は叶わず、
更に2018シーズンを持って引退することにはなりましたが、
あのシーンが無ければ僕の2018シーズン、
もっと言えばサッカー人生自体が悔いの残るものになっていたかもしれません。

引退をしてからも変わらず気にかけてくださる方、
セカンドキャリアとして秋田でお仕事をさせていただいた時も
多くの方が親身に力を貸して下さいました。
本当にありがとうございます。
そんな秋田の皆様、
そんな経験をさせていただいたクラブ、
純粋な想いで関わって下さった方々が
大好きですし、
改めて感謝申し上げます。
これからも何卒よろしくお願いいたします。

そして、本日は奇しくも母の日ということで、、
いつも、どんな時も一番に支え、応援してくれる
私の永遠のサポーターでもある母を始め、
家族にも改めて感謝です。

今回は改めてそんな自分の中の思いを
言語化しておきたくて
特別編として書かせていただきました。


"The beginning of a new adventure!"

#Jリーグ #秋田 #サッカー #母の日


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