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東洋薬膳協会と二回目のコラボイベント後、有志者グループのやりとり

7月28日。新宿御苑。
東洋美食薬膳協会代表の谷口ももよ先生と二回目のコラボイベント。

ももよ先生の薬膳講座の下準備に手伝い


親しくさせて頂いたファッションデザイナー小林栄子先生(美・Japon理事)と調布永祥ビルのオーナー、大変お世話になっている斎藤さんご夫妻も、お忙しい中、駆けつけてくださいました。
講座後の感想について、私達のプライベイトグループで、大変興味深い話の展開になりました。
ご本人たちの了解を得て、やりとりの内容をシェアさせて頂きます。

斎藤和孝さん(古伝空手道経験者)から:
昨日の稽古、素晴らしかったです。八卦掌まで拝見できて幸せでした。
薬膳の後の稽古、楽しいだけではなく、稽古の後に身体や心が喜んでいるのがわかりました。
一水空の「型」は、軸・重心・そして武術に必要な部位のストレッチ、
動きと呼吸の一体化など武術の身体と心と呼吸を培う為の動きが満載ですね。
動きも優美で楽しく、一手が短いのも学びやすいですね。
中でも、蹲踞のようにしゃがむ動きの「型」が気に入りました。
宮廷の女官が礼をする動きからとられたそうでしたが、
帰宅後も下半身と胴体、それも深い奥のところに心地よい疲労感が残っていました。こういう疲労感は、温泉に入った後のように2、3日ポカポカと体の芯に暖かさが残りますよね。

斉藤留美子夫人から:
帰宅すると久しぶりの運動に体の隅々まで気が巡り、お昼寝してしまいました。
リフレッシュ出来て気持ちが良かったです。薬膳とセットのイベントはとても良いと思いました。
ももよ先生とも久しぶりにお会いできて嬉しかったです。

リンヤンから:
和孝さん、留美子さん、ご感想を教えてくださって、とても嬉しく拝見いたしました!
今の度、二回わたって、ももよ先生と共同講座を試みましたが、お互いにとても良い手応えを感じたうえ、新たな共通点も見つけました。 
両者とも中医・漢方を基づく物ですが、古いルールにとらわれず、新しい時代のニーズに合わせて、独自の感性を生かして、オリジナリティで発信しています。
中国&日本、二つの国の文化を背負い、世界へ東洋のビュティ―をアピールしたいこころは共通しています。

講座後、ももよ先生と簡単な打ち合わせをして、今後の展望について、世界発信を目指して、一緒にできる可能性を探りたい気持ちでした。
今回の講座で、私の提案で「メンタル・アウェアネス」という言葉を出しました。
ももよ先生は講座で仰ったように:もっと効き目が欲しいなら、漢方薬を煎じて飲んだ方がいい。でもそれだとまずくて、いい気持ちで頂けません。

一水空も同じ着目点があります: 
運動上の効果を求めるなら、トレーナーから受けたストレッチが有効だと思います。でもそれだと、気持ちがよく動けるものではありません。
AI脅威論をを語る今だからこそ、人間としての感情、気持ちよさ、想像力、美的センス。。 こういったものの方が、もっと価値を掘り出していくべきだと私は思います。 人間を機械のように「同一化」、「機能化」にするではなく、 「衣・食・動」をとして、人間しかないセンス、細やかな感覚、感性を磨き上げたいですね。 そこに大事なのは:メンタル・アウェアネス。(心理的或は精神的の意識) 日々自分の変化に気付く、自分を見つめ直すためのきっかけ、一水空があります。

和孝さんが仰った「入門編」としての手軽さの意味はそこにありますね~

小林栄子先生(ファッションデザイナー)から:
林陽先生納得のメッセージです私も大賛成!和文化を伝える上で欠かせないのが古代中国文化、、 懐石料理も薬膳料理も根っこは同じ。
表現(見せ方)が違うだけ、、と。
ももよ先生のお料理を頂いた時感じたものです。東洋の「衣、食、動」を通したアジアンビューティー
私もご一緒出来そう〜

栄子先生はとても高い関心をお持ちでした。
左側から、谷口ももよ先生、小林栄子先生と。

斎藤和孝さんから:
確かに薬膳とのコラボは、私が想像していたよりはるかに不思議な効果があるようです。
ももよ先生の講義も、体術の講義や稽古と不思議に不覚マッチしていますね。
講義・実食の後に一水空があると、
「耳で聞いた、舌で味わった」というより講義が
講義が「身体に入った!」という実感がありました。
また、食後の一水空は心地良いですね〜

ストレッチも無理がなく、呼吸と一体で全身に気が満ちわたる感じ。
しかも普通のストレッチとは効き目が違うのが実感できます。
殊に、体側(脇)や、腿からアキレス腱までの足の裏側、股関節の周りとその奥、肩甲骨の奥深くなどに今(稽古から3日経った)になっても深い刺激が残っています。
それも深いところに乳酸疲労ではない、
・ツボに鍼を打ったような
・温泉の温浴効果のような
・トレーナーにサポートして       
 貰って無理なくストレッチ
 ができた時のような快感

◎そしてなにより、すごいのは
たった数手の「型」をやっただけなのに、身体の深くの武術に必要不可欠な部位に実に効果的な刺激が伝わり、しかも3日後も残っている事。
他のストレッチとの圧倒的な違いはここかも知れません。
普通では使うことのない武術特有の体の部位が活性化し、そこに力がつくと、
日常生活や他のスポーツをした時の身体の自由度や力強さ、動きのスムーズさが身に着きます。

これは私の実感でもあります。
(ベースギターの演奏にまで効果絶大です!)
体術の稽古の心地良い疲労感は、私の経験上“3日間くらい”残るのが必要なんだと感じています。
私はこれが無い稽古は、武術的には効果が乏しいのだと判断しています。
経験的に、この3日間に身体の深いところに武術の筋肉が培われ、武術的な強靭な柔軟性が身につくと感じています。
乳酸疲労が強く残る時は、これは感じられませんね

この、稽古・良い刺激の残る3日間の連続の中で「軸」・
「重心の安定」・「動きの滑らかさ」が自然に、気がつくと身につくのだと思います。


リンヤンから:
さすがのご感想です!深い!
具体的に例を挙げて教えてくださって、とても分かりやすかったです!
なるほど!このようにマッチングするのですね~
私も読んでいて、沢山納得致しました。
身体によい「食」のあと、身体に優しい「動」。この組み合わせは、こんなに特別効果があるとは、
受講者の方からの分析、感想、とても有難いです!!

斎藤和孝さんから:
本当はもう少し詳しくお話できる機会が有ると良いのですが。
今回書かせて頂いているものは全て自分で研究し、実践し、体験したことからのものです。
今回の一水空では、全て素晴らしい「型」でしたが私は宮廷女官のしゃがむ型に興味を持ちました。
①しっかりと軸足に重心を移し、
②股関節を内転させた状態でしゃがみ込む
③この時に上体の重心をしっかり丹田あるいは腰椎5番まで降ろす。
この動きを先生のご指導の通りに行うと、かなりしっかりと軸ができ、重心を丹田に降ろす事が身に付きますね!
なにも難しい「突き」や「蹴り」の動きを使わなくとも、一水空のような心地良いストレッチなどを学ぶことの方が効果が大きいと感じます。
現に初心者に無理をさせたくない武術道場などでは、難しい型ではなく礼法などで武術の新体操法を身につけさせますもんね。
今日で4日経ちましたが、まだまだ身体の深い所に刺激が残っていますし、あの日に頂いた薬膳の心地良い美味しさが口と身体に残っています。
またお会いできる日を楽しみにしています。

この日の一水空プログラムを書かせて頂きました

以上。長くなりましたが、さすが長年の武道経験をお持ちの和孝さんならのご感想だと思いました。
谷口ももよ先生と、小林栄子先生とも、
表現の仕方が異なりますが、目指し志は同じです。
そんな繋がりを、慧眼の斎藤和孝さんは、しっかり見つけて下さいました。
ととても意味が大きいイベントでした。





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