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最終講義。

先日、早稲田時代の恩師が退官されるとのことで、最終講義に伺いました。先生らしい終始堅苦しくなく、和やかな雰囲気。授業外のお喋りも大好きな方で、本当に沢山お世話になりました。
時に真剣に、時に愉快に。そんな時間でした。
フランス語が好きになれたのも、その後の大学院受験でフランス語を選ぶことができたのも今思えば先生がいたからだったのでしょう。

講義のとき紹介していただいたポール・ヴァレリーの

「後ろ向きに(後退りしながら)未来に入っていく」

という言葉に大きな勇気を貰いました。
これは、ボートを漕ぐときのことだそうです。
しかし、その有り様は沢山の示唆を与えてくれます。

後ろを向いて、過去を見据えながらも前に進むことはできる。
はたまた、
前を向くだけが未来に向かうことではない。
など様々な解釈の可能性があることがまた魅力的です。

自分自身も後ろ向きであっても、進み続けていきたいと思います。

ゼミの同期たちと。

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