私の半生:台湾での追憶から
記憶があってから、私の家は常に騒々しい日々を送っていた。小さな口論は毎日起こり、週に一度は大きな喧嘩も勃発していた。私はただ黙っていなければならず、汚い台湾語を耳にしながら、何もできないまま母が泣き続ける姿を見るしかなかった。
これが普通の家庭なのだろうか?!
父と母は日々争い、私と兄はしばらくの間、姉の家に身を寄せることになった。
そうだ、そういえば私には同じ父親で異なる母親の兄弟がいる。父は母より17歳年上で、前の妻との間に3人の子供がいる。私から見ると一番年上の兄と姉、そして行方不明の二番目の姉がいた。私は父と母の間に生まれ、もう一人はお父さんとお母さんの間に生まれた兄がいる。
彼は私より10歳年上の健気な兄である。こんな複雑な家族関係で生まれた私だが、それでも毎日を元気に過ごしている。日本に来てもう20年が経った今、過去の出来事がよみがえり、自分の人生がなんとも興味深そうに感じられる。まるで自分自身の原点に戻り、再びそのページを開きたいと思っている。
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