【海外在住者必見】SMBC信託銀行プレスティアレビュー
海外移住や駐在を考えている皆さん、長期間海外に移転する場合、多くの銀行では口座を閉じなければいけないと知っていましたか?そのため、私の知っている海外在住の日本人は、渡航前に海外在住者も使えるソニー銀行もしくはSMBC信託銀行プレスティアの口座を開く方が多いです。どちらもマルチカレンシーの口座を開けることが特徴です。私もプレスティアの口座をここ3年程使っています。海外在住者が外貨を預金できる数少ない銀行の一つですが、使いにくいと感じた点が多々あるので、ご紹介したいと思います。海外移転予定の方の銀行選びの参考になれば嬉しいです!
1.郵送でしか住所変更できない
日本から海外に転出した時や海外から日本に戻った時等住所変更の際は、変更手続きを郵送でしなくてはなりません。自署が必要なので、ウェブサイト上にあるフォームを保存、印刷、記入し、指定の住所に送る必要があります。うっかり日本を出る前に海外への住所変更を行わなかった場合、海外から国際郵便でプレスティアに送る必要があり、国際郵便が発達していない国や信頼できない国はDHL等の高額サービスを使わなくてはいけません…。一度DHLで書類を数枚日本に送ろうとした場合、100ドル以上の見積もりを言われました。おそらく住所変更には自署が必要かと思いますが、どうにかオンラインでできないんでしょうか…。
2. 海外からの問い合わせは国際電話料金がかかる上にメールで問い合わせができない
日本国内からの問い合わせは無料なんですが、海外からの問い合わせは国際電話料金がかかる上にメールで問い合わせができません。SkypeやWhatsapp等のメッセージアプリでも問い合わせ不可能です。これは海外在住者向けの銀行としてどうなんでしょう…?何度かSkypeで日本に安く電話できるプランに入ろうかと思いましたが、結局入っていないので、海外からの問い合わせはできていません。
3. 問い合わせ時の自動音声&待ち時間が長い
多くの問い合わせ窓口と同じように、問い合わせの番号にかけると自動音声でどういう性質の問い合わせなのか選ぶ必要があり、すぐにはコールセンターの人にはたどり着きません。結局自動音声を選ぶのに10分くらいかかり、待ち時間で10分かかり、コールセンターの人と10分話し、30分かかるなんてことも…。自動化・効率化するのはいいですが、ちょっと長すぎませんかね?
口座を持っているアメリカの銀行に問い合わせた際には、Skypeで問い合わせ可能で、自動音声も自分の口座番号を入力するのみ、待ち時間も1分以内で感動しました!
4.海外から新規送金口座の登録ができない
プレスティアの口座から別口座に送金するには事前に送金先の口座情報を登録する必要があります。国内からは郵送か確かオンラインで登録できるのですが、海外住所を登録している場合、新規の送金先口座の登録ができません。つまり、海外にいる際に新たな送金先に送る必要が出てきた場合、送れないんです!これって致命的じゃないですか?一度、日本国内でクレジットカード払い等に対応していない会社に銀行振り込みをする必要があり、サービスの利用を諦めた経験があります。どうしても必要な場合は、日本にいる家族に送金してもらうしかないですかね。
5.着金する度に登録した住所にハガキが届く
これすごく迷惑なんですが、着金した額が10ドルでも10000ドルでも登録した住所にハガキで着金した旨のお知らせが届きます。日本から海外の住所に送付されるので、着金してから10日とかして届く時もあって、私が引っ越しをした後に届いて困った記憶があります。支店に行く機会があったので、どうにか止める方法がないか聞きましたが、ないとの回答でした。オンラインで着金確認できますし、遅れてハガキでお知らせされるのは迷惑以外の何物でもないのですが、もし意味があれば教えて欲しいです。
6.利息が低い
これはSMBC信託銀行のみならず、金融緩和の日銀の方針が変わらない限り日本の銀行はみんなそうです。アメリカやイギリスの銀行の利率が1.4~4.5%とかなので、そちらに入れたいですよね。日本の場合、インフレ率は高くないですが、それでも0.04%の利率よりは高いと思うので、銀行にお金を入れておくと価値がそれだけで下がります。ちなみに外貨定期預金の利率は2.5%と高めです!
以上、6点のSMBC信託銀行プレスティアの気になる点・使いにくい点を紹介しました!ネガキャンみたいになってしまいましたが、マルチカレンシー口座を持てる銀行は限られるので、使いにくくてもこれからも口座を持ち続けると思います。ソニー銀行の方が使いやすいんでしょうか?もしそうであれば乗り換えを検討しようかな…?他のマルチカレンシー口座があればぜひ教えてください!
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