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【日本史#13】平安時代4 - 荘園について【歴史】

今からおよそ1000年前にあの有名な清少納言と紫式部がこの時代に登場します。

清少納言:枕草子
紫式部 :源氏物語

源氏物語は世界最古の長編小説と言われていますね。当時は紙が貴重であった為に誰でも気軽に筆を執ることはできなかったそうです。

藤原氏の衰退

後三条天皇の時に摂関政治で栄えていた藤原氏が衰えてゆきます。後三条天皇は天皇主体で政治をする為、摂政と関白を全く恐れてはいませんでした。

荘園

荘園とは貴族など財のある者の私有している土地のことです。大化の改新後は土地は全て国のものでそれを民に貸して納税させていました。

しかし、人口が増えて畑が足りなくなり新しい土地が必要になっていきます。そこで新しい土地を開墾したらそれを全て自分のものにしてよいと法律で決まります(墾田永世私財法)。

そこで貴族達は民を雇って開墾し、財産を増やしていったのが荘園の始まりです。貴族などが私有している土地が荘園なのですね。

田んぼ(パブリックドメインQ)

荘園は脱税のシステムだった!?

マンガかプライムビデオで見たのですが、当時は仏教の力が強くて坊さんは敬うものであり、お寺の私有地は納税の対象外だったんです。

そこで坊さんを囲って整備されているお寺の土地で畑を作って納税を免れ、収穫物だけは自分のものにしてその数%を坊さんに分けていてお互いがウィンウィンとなる功名な手がありました。

これも確か荘園だったと思います。知恵袋に近いコメントがありました。

荘園調整令

外戚(がいせき):母親の一族
藤原氏は天皇と蜜な関係でしたが外戚です。摂関政治など力があり、それをよく思っていなかったのが藤原氏の血が薄い後三条天皇。

後三条天皇は荘園調整令を出し、荘園の増加を抑えます。藤原氏は荘園をたくさん持っていたので痛かったでしょう。

徐々に藤原氏の力が弱まっていきます。

確認問題

  1. 源氏物語を書いたのは誰

  2. 墾田永世私財法とは

  3. 荘園とは

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