バンクーバー ランニング体験記
当方、現在遠距離恋愛中でして、彼女がカナダのバンクーバーでワーホリをしているので、年末年始に訪問がてらバンクーバーの街をランニングしてきました。
今回はその体験記、というかただの感想です。
皆さんも実際に行った気分で楽しんで下さい(?)。
ネット記事でバンクーバーはランニング天国だと書いてあったのですが、実際に走ってみたところ、控えめに言って本当に!ランニング天国でした。
いや楽園か?
バンクーバーはカナダの西海岸に位置する都市で、都市圏人口約250万人、カナダ第三の都市だそうです(wikipedia)。
2010年に冬季オリンピックも開催されているんですが、市街地には雪は殆ど降らず気候も温暖です。温暖、とか言いつつどうせ寒いんだろうと疑ってかかってたんですが、私が行った年末年始の間は本当に東京と同じくらいの気温で、10度を超えた日もありました。
ただ冬のバンクーバーはRaincouverとも言われるらしく(語呂が良いんだか悪いんだかよく分からん)、雨が多い。がっつり本降りというよりはどんより曇ってちらほら小雨が降る、すっきりしない日が続くのがちょっと残念なところです。
滞在中も曇天の日が多く、天気予報を見ながら雲の切れ間に飛び込むようにランニングに行ってきました。
バンクーバーがランニングの楽園だった訳
バンクーバーがどうランニングに最高の環境だったかというと、「どこまでも続く遊歩道」と「自然と都会どっちも味わえる美しい景色」にあると思いました。
バンクーバーのダウンタウン(中心街)は突き出た半島の先にあって、その海沿いはほぼすべてきれいな遊歩道(Sea Wall)として整備されています。
この遊歩道がすごい。市街地のすぐそばでアクセスが良いにも関わらず、日本みたく数キロで終わったり車道でぶつ切りにされることなく、信号で遮られない道がなんと約27kmも続いているんです。
そして見渡す限り、どっちを向いてもそのままカレンダーになるような美しい景色ばかり。
高くそびえたつ高層ビル群やレンガ造りの趣ある建物。緑豊かな公園。巨大な吊橋。水上飛行機の離発着場、ヨットハーバー、砂浜。
”緑豊かな景色”だけで言うともっと綺麗なところもいくらでもあるんでしょうが、洗練された都会からすぐ地続きで海辺や緑を味わえるのがバンクーバーの魅力でしょう。
走りながら「あ~美しい…!」と 心の内で叫びっぱなしの景色でした。
1日目 フォールス・クリーク一回りコース
1日目はサイエンス・ワールド駅を起点に、フォールス・クリークという小さな入り江を反時計回りに一周。
フォールス・クリークの北側はダウンタウン、南側はヨットハーバーが広がる高級住宅地という感じです。
アクアバスは入り江をぐるりと回る小さな船で、観光客だけでなく地元の人もちらほら使っているようでした。
グランビルアイランドは工場地をリニューアルした観光地です。写真からは全く見えませんが。 サイロは現役?
鋼鉄製の歴史ある橋です。 橋を渡って南下します。
橋を渡るとキツィラノビーチという砂浜があります。
冬でも散歩やなんやかやで訪れている人が結構いました。
日本より大型犬率高し。
海の中にボールを放り投げて、レトリーバーにばっしゃばっしゃ水飛沫上げさせて取って来させている人がいて、何ゆえわざわざそんなことを…?
海水やからさすがに後でシャワー浴びるんやろか。
わりと遠くに放られた時は、レトリーバーも「え、あれ行くん? ほんまに?」と一旦飼い主を振り返っていたし。
入り江南側を東向きに進む。
ダウンタウンは、規模こそ小さいですが半島内にぎゅっと詰まっていてて、少し離れると高層ビル群を見渡せます。
そしてダウンタウン周りの入り江には、どんだけ金持ちいんねん、というくらい沢山のヨットが係留されています。
2日目 スタンレーパーク~ダウンタウン南回りコース
2日目はウォーターフロント駅を起点にスタンレーパークを一周し、1日目起点のサイエンスワールド駅まで。
スタンレーパークは一周9kmもある公園で、レンタサイクルで回っている家族連れがたくだんいました。
ライオンズゲートブリッジ。
コンテナ船やクルーズ船も通るためかなりの高さですが、橋の上を走っている人もいました。
あそこまで登る元気はなかった、、
スタンレーパークの砂浜にも、レトリーバーを無駄に泳がせる人の姿が。(写真撮ればよかったな)
なぜ? 帰りは車ちゃうんか?
ダウンタウンからすぐ近くにあり、夏の間は仕事を終えた人たちが海岸に繰り出してはのんびり夕陽を眺めて過ごしているそう(素敵すぎんか?)。
夏には花火大会もあるんだそう。
手前の石像はイヌクシュク(人の手で積み上げられた石組の意味)といい、イヌイットがつくるものをイメージしたものだそうです。
1日目と同じくフォールスクリーク北側を通り、
ゴールはテラス・ワールド・オブ・サイエンス(科学館)です。
施設前の芝生ではカナダグースがのそのそ歩いていました。
どこを見回しても綺麗なもんでついつい写真を撮るのに立ち止まってしまい、強化的にはさっぱりな二日間でした。
終始水辺を走っていたのですが、日本と違い津波の心配がないからか防波堤の類は一切なく、水面と人の営みとの距離がむちゃくちゃ近い印象でした(琵琶湖・瀬田川あたりの水面と家々の距離感を思い出した)。
暖かいとはいえ、冬なのに水辺に繰り出している人が結構多いという印象で、ウォーキングをする人、犬の散歩(大型犬多し)をする人、のんびり座っている人、家族連れで遊ぶ人と、水辺が人々の憩いの場になっているんでしょうか。のんびり自然を楽しむのがカナダ人の贅沢で休日の過ごし方なのかもしれません。
どんより曇っていたのが何より残念…。
夏場は一転してすっきり晴れた日が続くそうで、また訪れてみたいです。
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