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予定調和を超えたい [2024ランニング目標(今さら)]

 2024年初投稿なので、(今更ながら)今年のランニング、マラソン目標を書初めしたいと思います。
 なんとか1月中に滑り込み。

 ずばり「予定調和を超えてみたい」。

 年に1,2本フルマラソンを走る日々を何年も続けて、大会に出ることは完全な”非日常”ではなくなり、”非日常寄りの日常”くらい? になってきました。
 大会までの鍛え方も分かって来たし(実際に上手くやれるかはさて置いて)、大会前のルーティンも確立されたし、42kmを走ることへの恐怖感もかなり薄れました。
 そして自分がどのくらいのタイムを出せるかというところも、直前の練習の状態で大分予想が着くようになってきました。

 直近の大会でいうと
2023冬 奈良マラソン 目標3時間15~20分 ⇒実際 3時間17分
2023春 びわこマラソン 目標3時間30分  ⇒実際 3時間31分
2022秋 横浜マラソン  目標3時間10分  ⇒実際 3時間11分
2020冬 KIX泉州国際マラソン 目標3時間9分⇒実際 3時間10分

 どうでしょう、このほぼほぼ目標と誤差のないタイム。今度どこかの大会のペースランナーバイトにでも応募しようかしら。(ボランティア?)
 [目標タイム]=[予想タイム]に限りなく近い。
 現状の実力で出せそうな妥当なタイムを目標に設定して、実際に当日もそこめがけてペース配分して走るので、自然と目標通りのタイムに落ち着くわけです。

 …つまらん。
 なんやこの、想定通りに進む波乱のないレースは。

 前半に飛ばしすぎて”潰れて”しまったレースも何回も経験しているからこそ、賢いペース配分が血肉になったともいえるんですが、あまりにも最近冒険が少ないんじゃなかろうか。
 初マラソンの時の非日常感、自己ベストを更新した時の興奮から、完全に離れてしまっているんじゃなかろうか。

 「あんまとばし過ぎるな」と自分に言い聞かせてもペースは抑えきれずにどんどん上がっていく。中盤までは「やばいんじゃないか」と半ばびびっていたのが30kmに届く頃から「これはいける、すごいタイムが出る」と確信していって、気持ちもどんどん高揚していく─
 もう何年も経験していない、ベストを出した成功レースの記憶です。
 日常生活では到底体験できない興奮、高揚。
 まぁ一口に言えば、ランナーズハイ。
 この非日常感のためにこそマラソンを走っているのに、もうここ何年も経験していません。 

 ここ数年、故障や不慮の怪我(電柱や公園の柵に激突するなど)でなかなか年間を通じてコンスタントに走れていません。
 将来的に目指しているサブスリーも、現状のベストの3時間5分更新も、少なくとも今シーズンは無理と分かっています。
 ただ、だからといって現状の予想タイム通りの安全なレースをするんじゃなく、その時点での自分の想定を一歩超える攻めのレースをしたい。
 恐れをばりばり踏み破って、予定調和サイクルから抜け出したい。
 そしてこの予定調和を超えることで、今年は無理でも来年、再来年に自己ベストやゆくゆくはサブスリーを超えていく布石にしたい。

 そう、たとえレース後半に出し切って潰れてしまおうとも…。
 ……。
 ぶっ潰れてしまったレースの、1分1秒が引き延ばされて永遠に続くような苦しさも、ベストを更新した時の興奮に負けず劣らず、鮮明に残っています。
 …潰れてしまうことを考えると、やっぱりそれは怖いですが。
 2024年、2024年度シーズン、予定調和を超える一本をまず目指していきたいです。

[直近の練習]
30km  4'40"/km

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