新米ママへ 出産後頼りになるサービス
7月後半に、元気な女の子が我が家にやってきてくれた。写真は妊娠中に夫が自宅で撮ってくれたもの。
子供の愛おしさと、その愛おしさの代償である生活の豹変ぶりは書くまでもないと思うので、今日は実家から離れて過ごす夫婦2人だけで生活をしている方に特に参考になるであろう情報を共有したい。
*2021/9/15に情報追加・アップデート
女性が女性を支える 妊娠、出産、子育て
はじめに明記しておきたいのは、妊娠、出産、子育てというある意味「女性の特権」である人生で最も大切であろう経験は、女性が女性同士を支え合って成り立っているなと言うことを、自分の経験を通して学んだ。
妊娠 ー 先輩ママの家族・友達や、オンライン上で、妊娠に関する不安ごとや妊娠中にやっておける・やっておくべきことを相談できる。育児グッズのお下がりをもらえたりもする。私は頼りになる妹から、相当お下がりを貸してもらっている。
出産 ー 同じく周りにいる先輩ママたちに、あらゆる相談ができる。出産時には女性の助産師さんが、出産後には看護師さんたちがあらゆるお手伝いをしてくれる。私の場合は14時間にわたる出産の間、何人もの助産師さんが交代で常に横に居てくれ、マッサージをずっとしてくれた。出産後は24時間、分からないこと・不安なことを看護師さんたちに聞き、教えてもらった。お世話になったのは、全員女性だった。まさに女性が女性を支える現場だった。
子育て ー パートナーであるパパ(パートナーがパパ以外の人もいたりするだろうが、ここでは我が家の事情と大多数の家族がそうである事情を考慮してパパとする)をもちろん頼ることもできる。器用な男性も多いだろう。が、彼にも仕事があり、二人とも倒れてしまいかねない。そんな時頼りにできるのは、自分の母親。私は退院後の3週間、母に東京まできてもらい、食事・洗濯・掃除を主にやってもらった。すべてが「初めて」の子育てに翻弄され、今までできていた生活の基本的動作が本当に面白いほどできなくなってしまう。ご飯もまともに食べられないのが基本!妹や女性の友達から、家にきてもらって助けてもらうこともある。ここでもやはり、女性が女性同士を助け合う構図ができている。
そして今回初めて、昔ながらの3世代が一緒に過ごす生活スタイルの価値を理解できた(夫の家族3世代と暮らす...というのは受け入れられないが...)。ずっと地元で生活をしている人たちの選択も、ようやく理解できた。自己中心的な私だが、出産を気に他者に対する理解を少しでも深められたのかもしれない、と思ったりしている。
さて、本題。
産後ケアセンター (宿泊・ケアサービス)
私の場合世田谷区在住なので、リンクは世田谷区民が利用できる産後ケアセンターだが、皆さんが住んでいる地方自治体も同じようなサービスを提供しているはず。世田谷区の産後ケアセンターは、建物も設備も新しく綺麗で、掃除が行き届いており、ご飯は毎食旅館並みに美味しいし、言うまでもなく助産師や看護師の方から心強いサポートを得られるので、利用しない手はない!
私の場合は生後1ヶ月と少し経って利用。病院から出てすぐより、少し時間が経ってからの利用を私はお勧めしたい。少し育児にも慣れてきて、でも毎日ヘトヘトで自分のやっていることが正しいのか分からない、というタイミングで利用するのが、良い学びの機会&息抜きになると思う。
一つアドバイスとして、コロナ禍の現在、入所したら外出は基本禁止となっており、入所前に好きなお菓子を購入しておいた方が良い。この施設の場合、夜食を付けてくれていたが、日中の方が私は断然甘いものを食べたくなるので、入所する直前に隣のスーパーまで走らせてもらった。
*産後ケアセンターのさらに詳しい投稿は以下から!
区(行政)の乳児期家庭訪問相談 (相談サービス)
人によっては利用していない・したくない人もいるかもしれないが、母親になって分からないことだらけの環境で、ベテランの助産師さんが家に来てくれて何でも相談できるのは、本当に心強い。私は出産をして2週間程度で来ていただいた。頭も身体も混乱しているので、早めに利用するのが私としてはオススメ。大変な毎日を何とかやり過ごしている中、よくやっている、と褒めてもらえたりするのが、心の支えにもなる!自宅の環境で相談することで、相談したいことの漏れも防げると思う。コロナ禍だが、私は全く来てもらうことに抵抗はなかった。無料のサービス。
オンライン助産師相談 (相談サービス)
妹に教えてもらったサービス。上記の訪問相談のあと、追加で聞きたいことがあったので利用。分からないことが解決するのもそうだが、頑張っていることを認めてもらい、さらに勇気づけてもらえるのが一番ありがたいかもしれない。無料のサービス。
La Leche League (LLL) Japan (相談サービス)
妊娠中に聞いていたとあるPodcastがお勧めしていた本「The Womanly Art of Breastfeeding」の出版元であるLa Leche League(ラ・リーチェ・リーグ)という団体。日本にも団体が存在することを、病院に置いてあったチラシで知った。ボランティアの女性たちが、優しい言葉で理解を示し、的確なアドバイスを下さると私は感じている。ボランティアでここまで相手をしてくれるだなんて、と本当にありがたい存在。できるだけ自然な出産や育児を希望している人にはとても有効な情報源。母乳育児推奨。相談無料。
上記の本もすごくすごく参考になるので、自然分娩・母乳育児をやりたい・または実践している方は是非読んでほしい。私は授乳をしながらいままさに読み進めている状態だが、妊娠中に読むのがベストだったかもしれない。困ったときに何度も読み返すタイプの本!
簡易翻訳された日本語バージョンもあるよう。
Youtube(ビデオ)
特に私が参考にしたのは、陣痛を乗り切るための呼吸法のビデオ。アメリカのドゥーラの女性のチャンネルがお気に入りだった。毎晩寝る前に彼女の声に合わせて呼吸するのを行なったおかげで、辛い陣痛も常に深い呼吸で過ごすことができた。お気に入りのフォルダを作れるので、私は呼吸ビデオだけのフォルダを作り、自動リピート再生するようにしていた。そうすることで何度も練習できる。
上記は英語なので悪しからず..だが、ポイントはどの言語であれ自分のお気に入りを探すのが重要。
ちなみに、Youtubeプレミアムのサービスを無料で試せる機会があるので、それを出産直前に利用するのもお勧め。広告を飛ばす手間が省けるし、最悪呼吸法を陣痛中に流す場合、プレミアムであればすぐに視聴ができるため。Youtube自体は言うまでもなく、無料のサービス。
Podcast(オーディオ)
Podcastの良いところは、夜寝る前に聞きながら寝入りできる点。参考になる情報を提供してくれるチャンネルがたくさんあるので、Youtube同様、自分のお気に入りを探すのを楽しんでほしい。
これまた英語になって申し訳ないが、私はPregnancy PodcastというPodcastをよく聞いていた。ここで上記のLa Leche Leagueのことも知った。
パパッと育児(アプリ)
何もかも初めての状態で、病院からは「授乳は片側10分ずつ」「新生児は1日15−16時間は寝るもの」等々、言われて退院をする。家に帰ってくると子供のお世話以外のやらなければならないこともあり、どこかに記録でも取っておかないと、疲れで記憶が毎日曖昧となる。何回おしっこやうんちをしたかなんて、覚えてはいられない。
そこでこのアプリを活用しているのだが、私は主に睡眠時間とおしっこ・うんちの回数を追っている。特に体重の増えが若干弱い子のようなので、おしっこ・うんちの回数を追うのは非常に重要。子供用の体重計なんて家にはないので、これで健康状態を把握することになる。無料版で、十分な機能が使用できる。
子育てママが参加できるオンラインセミナーも開催されており、アプリから参加可能(無料版はライブ配信のみ視聴可能)。
ainenne(アイネンネ)というスマートベッドライト(デバイス)とも紐付けができ、スマホからの入力だけでなくこのデバイスから睡眠の記録を入れられたりもする。ホワイトノイズ機能もあり。
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