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【レースレポート】22年4月 彩湖・道満グリーンパークデュアスロン大会

【結果】3時間53分35秒(総合5位)

1st Run(10.56km):45分2秒(14位)

Bike(82km):2時間23分19秒(4位)

2nd Run(9.44km):45分14秒 (17位)

※リザルトはこちら

レースに向けて

彩湖道満デュアスロン大会は、埼玉県の彩湖・道満グリーンパークで行われる、数少ない都心から気軽にアクセスできるデュアスロン大会。

  • 開催日:2022年4月2日(土) 7:45スタート

  • 距 離:1st Run10.56km / Bike 82km / 2nd Run 9.44km

  • 参加費:男性13,500円 / 女性・学生12,500円

  • 2nd Runが1st Runのタイムより速いと、パーフェクト完走になる。

6月に今年のメインレースである諏訪湖トライアスロンがあり、そこに向けたオフシーズントレーニングの成果確認とモチベーション維持を目的に出場することに。距離もミドルディスタンスに近く良い練習になりそう。また2nd Runを1st Runよりも早く走るとパーフェクト完走という称号がもらえることから分かるように、レースペースを学んでほしいという主催者側の想いも垣間見える。今回は具体的なペースのプランを立ててペース配分を学ぼうと思う。

ここ数年大会にも出られずモチベーションが下がっていたが、今年は大会も開催される見込みもあり、年始から本格的に練習を始めた。

また今年から、トレーニング管理アプリ「Training Peaks」を使っている。これまで練習量の把握といえば、練習時間や走行距離で管理していたが、こちらでは練習量と強度を元にしたTSS(トレーニングストレススコア)で管理ができるため、オーバーワークや練習の質と量の把握にとても役立っている。

さらに有料会員ではATPというターゲットレースに向けてのTSS年間計画表も作成できるため、今週1週間にどれだけのTSSを獲得すればいいかが明確だ。またその通りに実施していけばピーキングも考慮されているため、レースに向けてのコンディション調整がしやすいというメリットもある。

Training PeaksのAnnual Training Plan(ATP)

ただ毎週のTSSを提示してくれるだけであって、どんな練習をすればいいか?は自分で決めるか、オプションでトレーニングプランを購入する必要がある。ある程度の練習内容は自分で決められる自信があるため、毎週のTSS管理とバラバラになりがちなトレーニングログをまとめる役割として使っている。

話が逸れたが、この大会に特化したトレーニングおよびピーキングは行わず、あくまでも諏訪湖トライアスロンに向けてオフシーズンを組み立てていった。

一方で自宅から彩湖も車で行ける範囲だったことから、一度試走しようとデュアスロンに誘ってくれた友人と一緒に彩湖へ行き、同じコースでワークアウトを行った。Run5km→Bike50km→Run5kmと本番の約半分の距離をレースペース付近で走ることができた。

【3月21日】試走ブリックワークアウト

1st Run

Bike

2nd Run

レース本番

レースでは以下の目標を設定した。
■プランA
3時間50分39秒
1st Run(10.56km):45分45秒(4:20/km)
Bike(82km):2時間24分(34km/h)
2nd Run(9.44km):40分54秒(4:20/km)
■プランB
3時間59分45秒
1st Run(10.56km):45分45秒(4:20/km)
Bike(82km):2時間29分(33km/h)
2nd Run(9.44km):45分00秒(4:46/km)

レース当日

前日は10時頃ベッドに入るも普段よりだいぶ早いのであまり寝付けず結局12時頃になってしまった。3日前くらいから10時くらいに寝るようにしていたが、はやり普段の生活から変えるのは難しいもの。当日は5:15に起床。

当日は気温も低くなる予報で、寒いと筋肉が動かないのが分かっていたので朝にお風呂に入ることに。15分くらい熱めのお湯に浸かりながら眠気を覚ましストレッチ。前日には完璧に準備を済ませていたので、着替えて5:45には車でレース会場へと向かう。車の中でもヒーターをガンガンにかけ汗ばむくらいで向かった。

公園駐車場オープンの7時に到着。一度彩湖に来て駐車場も確認していたため、会場入りもスムーズ。南駐車場が推奨されていたが、中央駐車場の方が近くそちらに駐車。受付は5分あれば終わりそうな感じだったので、まずはウォーミングアップをすることに。20分ほどジョグと20秒ほどのスプリントを繰り返した。最後に補給食、サイコン、空気圧等をチェックし7:35頃に受付へと向かう。

受付はトランジションにバイクを置いて受付でアンクルバンドをもらうだけなので一瞬で終わった。トランジションバッグは自分で用意する必要があるのと荷物預かりはないので、車の鍵とかはヘルメットやシューズと一緒にトランジションバッグに入れておいた。まあトランジション内は一般の人が入れないのとスタッフさんがいてくれるので大丈夫そう。

1st Run

スタートの様子。桜が満開!

晴れ、気温8℃、7:45レーススタート!最初610mを折り返してスタートまで戻った後は5km弱の周回コースを2周。第一集団がキロ4分を切るハイペースで進む中、今回はレースペースを学ぶことをミッションに、プラン通りのペースを目指した。

Apple WatchでNIKEのランアプリを利用して、500mごとの音声案内でキロ4分18秒前後を刻みながら淡々と走っていく。6~7番手くらいにつけるかなと思いきや想定以上が前にいたのでやや焦るも、2nd Runが勝負所と言い聞かせてペースを保つ。心拍は想定よりやや高めの170bpmほどで推移するものの、鼻呼吸でいけるくらいで余力を残す。予定より43秒早く、45分02秒の14位で通過。ここまではいい感じ。

Bike

バイクコースは土手の上と下を周回する。

一番の課題であり、一番楽しみにしていたバイクパート。1周約10kmを8周回。新しくトライアスロンバイクも買ったし、TTポジションで信号もなく高速で走れるのはやはり大会だからこそ。事前の試走で同じコースを時速33kmほどで50km走れていたので、時速33~34kmを目安に踏んでいく。

ここでミスったのは、サイコンに平均時速を表示させておくのを忘れていたこと…。現在のスピードは分かるものの平均が出ないので想定より早いか遅いかが分かりにくかった。まあワットで見る予定だったのと、1周を想定時間で当てはめればなんとなくはペース通りだと分かった。トライアスロン(デュアスロンだけど)は想定外が想定内。

50km付近で平均出力を見ると221wと1ヶ月くらい前に測ったFTPに迫る勢い。プランAのペースはそもそも実力的に厳しいんだなと分かりつつも、ランは10kmだし最悪プランBでキロ4分45で走ればいいかと思いそのまま踏み続ける。このままいけるかと思いきや、残り20kmくらいから出力を維持できなくなりやや失速。やはり過去のデータは嘘をつかない。ただ全体的にいいペースでまとめられたと思う。バイクはスプリットで4位で通過。

2nd Run

勝負所の最後のラン。ここまではいいペースでまとめられていて、あとはここを乗り切るだけ。脚は筋疲労が想定以上だったが、体力は問題なさそうだった。

ここで迷ったランペース。たぶん数十分走ると筋肉が動かなくなりそうな感じがして、最初からキロ4分45秒程度で抑えていこうかと思ったが、10km弱だし筋肉が動かなくなる前に距離を稼ごうと思いプランAのキロ4分20秒で走る。1週目は割りと快調だったが、やはり来た筋肉終了のお知らせ。2週目から脚が動かなくなりガクンとペースが落ちる。最後の5kmが本当に長かった。ちょっとした上りは若干歩いてしまうくらい。でもここまできてやっと練習、やっとトライアスロンだと思い、動かない脚を前に進める。

冷静に考えると、1st Runで下り部分をかなりハイペースで走り筋肉のダメージが激しかったこと、バイクがハイペースだったこと、補給の羊羹(全部同じ味)を1個(150kcal)食べなかったことなどが要因だったと思う。最後の2kmはキロ5分30秒付近と完全にペースを落として走ることに。スプリットで総合17位でフィニッシュ。

総括

今回は想定したプランの間で終えられたため結果としては良かったが、最後の20分に結局ペースを落としてしまい、ペース維持には課題が残った。ランやバイクでもペース大きく上げたつもりはなかったが、そもそもの設定ペースが厳しくないか、気温や疲労度がレースが進むにつれどのように影響を与えるかを考えてペースを調整する必要があると感じた。

今後のトレーニングでもペース配分を設定して取り組んでいく。あと彩湖ではほぼ同じコースをいつでも走れるため、もう一度トレーニングしに行き同じ距離でリベンジしてみようと思う。

今回の学び

・想定ペースより上がるということは、後で想定ペースより下がることを許容するということ。
・レースの準備は3日前には完全に終わらせておくこと。バイクは1週間前には整備を終わらせること。
・寒い日&早朝のレースには朝風呂が最高。

最後に

コロナの影響で未だ中止となる大会もある中、様々な対策のもとレースを開催してくださった全日本トライアスロンクラブの皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。初めての参加でしたがアットホームな雰囲気でとても楽しむことができました。ありがとうございました。


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