別れは稲妻のように
5年ほど使用していたテレビがぶっ壊れました。
非常に呆気なく。こんな形で終わるとは思いもしませんでした。
このテレビには沢山の思い出があります。
コロナ禍の時、東京で最後に住み、そして1番長く住んだ町桜上水に引っ越した際購入したものです。
芸人達と賞レースを観たり、うちで映画でも観ようかと女の子を誘い出して何もできずに終わったり。ゲーム配信でも非常に活躍してくれていました。
それが札幌に引っ越してきた2日目にぶっ壊れるとは思いもしませんでした。
新居に荷物が運び込まれ、荷解きをしながらレイアウトをしている時です。
非常にスムーズに手続きやネット回線の工事も終わっていきます。我ながら素晴らしいと思っていました。
テーブルも組み立て、残すところはテレビやPC周りのセッティングです。
メインのテレビは生意気にもまぁまぁデカ目で、この位置をどうしようかと頭を悩ませていました。
なぜかと言うと、生意気にもダイニングテーブルなんてものを使っているため、テレビの位置が低いと見れないのです。
じゃあこの位の高さまで上げなきゃいけないか。とひとまずPCなどを置いていた台に乗せました。
高さ的にこれくらいかな?と手を離し少し離れた時。そのままゆらりと前のめりでテレビが落下していきました。
部屋に鳴り響く絶叫。手を差し伸べても届かずにそのままテレビは床に叩きつけられました。
僕はただ立ち尽くしていました。
そして膝から崩れ落ち「嘘だろ…なんで…おい…頼むよ…動いてくれよおおお!」とアニメみたいに呟いてました。そして涙を流しました。
ですが僕は諦めない。もしかしたらまだ写るのでは?と少しの期待を込めて電源をつけました。
全然ダメでした。おしゃかです。
別れというのは突然訪れるものなのですね。突然はラブストーリーとFIELD OF VIEWだけで充分です。
引っ越しでどんどんお金が飛んでいくのに、また出費することになります。
働かなくては。働かなくては…!!
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