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子供が部屋にこもってスマホやゲームばかりするようになった時、親が考えるべき3つのこと

はじめに

最初におことわりするが、私は医者でもなければ、専門家でもない。ただ、最近、その道の専門家の話を聞く機会に触れ、子供とスマホやゲームに関して、納得したこと、ハッとさせられたこと、大変参考になったことなどが多々あったので、自分のためのメモを兼ねて記事として残しておきたいと思った。もし同様の関心や興味をお持ちの方がいればコメントやメッセージは大歓迎である。また、関連する記事などお寄せいただけたら幸いです。

子供がゲームに熱中するのは当たり前

くだんの専門家の話を聞く前は、子供がゲームに熱中するのは流行りのゲームがそれほど面白く、楽しいからだと、単純にそう考えていた。

思い起こせば、自分自身が子供の頃もインベーダーゲームというのが流行っていて、家ではできないので、罪悪感を感じながら小銭を握りしめてよくゲーセンに通ったのを覚えている。

上からだんだんと下に降りてくるインベーダー達をひたすら倒していくだけの単純なシューティングゲームだが、時間の経つのも忘れて興奮しながら熱中した。

だから、ゲーセンでやるか自宅のパソコンやスマホかの違いこそあっても、やることは一緒で、今も昔も子供はゲームに熱中するものだと思っていた。

それは、それで正しい、と思う。

ただ、今回専門家の話を聞いてみて、ゲームやスマホに熱中する子供には3つのタイプがいることがわかった。

ゲームに熱中する子供の3つのパターン

学校や放課後に友達と一緒に遊ぶ感覚でゲームやスマホに夢中になる分には遊ぶときのルールさえ決めてやれば特にむずかしいことはないと思う。1日に遊ぶ時間、何時までにはやめなさい、などだ。

このタイプの子供にとって、スマホやゲームはサッカーや釣りとかわりがないと思う。ドーパミンの影響で熱中するが、一定の時間が経つと別の行動(例えば、塾、風呂、夕飯、など)に自然に移行するタイプ。これが一つ目のタイプである。

2つめは非常に稀だとは思うが、文字通りゲーム中毒になってしまうタイプだ。このタイプについては、子供だけでなくとも大人でもどう対処したらいいのか私は想像がつかない。もし自分の子がアルコール依存症と同じような意味でのゲーム中毒になったら、きっとその時はその道の専門家やカウンセラーなどの力を借りてなんとかしようとすると思う。ただ、このタイプは、あまりに極端すぎるサンプルなので今回は省略する。

一番注意が必要だと私が考えるのは3つ目のタイプだ。依存症という感じでもないが、かといって短期間に集中して遊んだ後に一定の時間が経つとパッと切り替えられるタイプでもない。なんとなく、惰性的にだらだらとスマホやゲームを触っていて部屋から出てこないタイプ。

熱中タイプは気が済むまで遊べば切り替えて別のことに集中できる。上手にゲームとそれ以外のこととのメリハリを作れるように手伝ってあげればいい。依存症は病気なので、フィジカルとメンタル両面からアプローチする必要があると思うが、可能なら別の機会に取り上げたい。

問題は、最後の3つめのタイプだが、親としてはどう対応していいのかなかなかわかりづらいと思う。なぜなら、子供が何を考えているかわからないからだ。

子供から親への大事なシグナル

3つ目のタイプの子供について考える際に大事なことは、スマホやゲームは実は表面的な事象であって、そこには子供から親への重要なメッセージが込められている可能性を疑うことではないかと思う。

統計的にみて3つ目のタイプの子供がいる家は、何かしらの問題が家庭内にあることが多いことがわかっているらしい。

夫婦間のもめ事、金銭トラブル、学校でのいじめ、など。要は、子供はスマホやゲームが心底したくてしているのではなく、家庭内で満たされない不満や寂しさを感じていて、その感情を紛らわせるためにスマホやゲームに夢中にならざるを得ない状況だということである。

彼らは現実から逃避したくてスマホやゲームに走っているのではないか。ネットで自分の話を聞き、付き合ってくれるオンライン友に心を許している。いや、許さざるを得ないだけではないのか。

子供の心の平安を取り戻すために親ができること

最初におことわりした通り、私は医者でなければ専門家でもない。児童心理に関するカウンセリングの経験もない。

ただ、一児の親として、息子のことをとても大切に思っているし、たくさんの愛情を注ぎたいと思っている。そういう時、親が子にできること、いやすべきことはとてもシンプルだと思う。

その子が自分にとって特別な存在であることを率直に伝え、表現するだけででいい。あとは、そう、、、いつも抱きしめてあげることだと思う。どんな時も目を見て話を聞いてあげればいい。そして、自分のためにではなく、その子にとって一番良いと思うことをアドバイスしてあげること。大事なことはそれだけだと思う。

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