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1枚のビジュアルで思い出を掘り起こす【プロレスリング・ノア】

花澤勇佑｜プロモーションディレクター

9.3大阪大会は超熱い大会になる！

　2023年9月3日（日）エディオンアリーナ大阪第1競技場にてプロレスリング・ノアのビッグマッチ『N-1 VICTORY 2023』の優勝決定戦が行なわれる。
ノアが開催する、シングル最強決定戦だ。今年の優勝決定戦は、【Aブロック】拳王 VS 【Bブロック】潮崎豪のカードに決まった。
　ワクワクが止まらない極上のカードだ。ぜひ会場や配信で楽しんでほしい。

メインイベント以外の注目の対戦カード

　大阪大会では、メイン以外にも注目カードがいくつもある。
　中でもセミファイナルの『清宮海斗＆大岩良平 VS 小川良成＆ザックセイバーJr』のカードはマニア必見といえる。

　清宮選手はこの夏、新日本プロレスリングの『G1 CLIMAX』に参戦した。新日本プロレス真夏のシングル最強決定戦である。出場選手32名が4ブロックに分かれ、上位2名が決勝トーナメントで争う過酷な戦い。
　清宮選手は、Aブロック。2勝3敗2分で決勝トーナメントに駒を進めることができなかった。だが、随所で話題をつくり、新日本プロレスの現チャンピオンであるSANADA選手との対戦は週刊プロレスの表紙となった。

　G1で何かを掴んだのか、NOAHに帰って来た清宮選手は笑顔満開でキラキラオーラを身にまとっていた。
　更に、G1期間中、清宮選手のセコンドやタッグマッチなどで組んでいた新日本プロレスの若手、大岩陵平選手をスカウト。NOAHの大阪大会にと、引き連れてきたのだ。新日本プロレスとノアの若い選手のタッグ。2人がどういう戦いを見せるのか楽しみなのは、ノアのファンだけではないだろう。

　さて、私は対戦相手である小川良成＆ザック・セイバーJrのチームに注目している。
　ザック選手は現在、新日本プロレスのリングで活躍している。複雑な関節技を武器に『NEW JAPAN CUP』優勝や数々のベルトを獲得する人気選手だ。令和のプロレスファンは、ザック選手がかつてNOAHで活躍していたというのを知らない方も多いかもしれない。
　小川＆ザックの2人は10年ほど前、第19＆21代『GHCジュニアヘビー級タッグ』王者だった。

　当時「日英テクニシャン・タッグ」と呼ばれた二人がどのような活躍をしていたか。私はプロモーションとして、ビジュアルでファンのみなさまの思い出を掘り起こしたいと考えた。　

ビジュアルで思い出を掘り起こす

　どんなに凝ったカッコイイビジュアルを作ったとしても、多くの人に見てもらわらなければ意味がない。SNSで表示された時ときに、スクロールする手を止めてもらえるよう、2人の写真をドカンと配置。ファーストインパクトを強烈に残せるよう考えた。そして、プロレスファンのみなさまに「日英テクニシャン・タッグ」の名を思い出していただきたく、日本とイギリスの国旗をそれぞれの選手に重ねてデザインした。
　修正に修正を重ねた結果、渋くてイカしたビジュアルが完成した。

　狙い通りでこのビジュアルはプロレスファンに拡散され、「大阪に行きたい」「懐かしい」「エモい」といった、2人のタッグを説明する投稿が増えた。中には「仕事を休んで行くべき」といった声もあり、ディレクターとして嬉しい限りである。
　また、ありがたくもグッズ化してほしいという要望も頂いたので、大阪大会で販売することとなった。
　当日、こちらのビジュアルはポートレートとして販売される。ぜひ、お手に取って見て頂ければと思う。

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■9.3大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場大会 大会情報はこちら
https://www.noah.co.jp/schedule/479/

■ABEMA無料生中継
https://abe.ma/44x8qE1

画像提供：プロレスリング・ノア