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オンラインで集められる教材ーEVIDENCE/証言編ー

コロナ禍で扉を閉じたまま会期を終えた展示は「あった」のか「なかった」のか。目撃者の"証言"から検証するプロジェクトです。
△1:ワークショップの目的と問いかけを追加 2020/4/26 
△2:ワークショップのまとめを教材と扱いに変更 2020/5/9

△2
展示はあったのか、なかったのかという問いから、我々は、コロナで使用頻度が増したオンラインの意味の変容とは?、展示とは?という問いにたどりついた。ワークショップは、全2回で構成した。1回目は、展示はあったのか、なかったのかを明らかにするプロセスで、展示をみたという意味をあきらかにすること を実施した。2回目は、1回目を通して明らかになった、今回のワークショップに類似例を並べる。

まずは、ワークショップに前提を明らかにする。

1、オンラインによるワークショップ募集

証言音声や資料から「想像の設計図」をえがくことをして頂きます。
全2回のワークショップで、Web会議ソフト「ZOOM」を使用

△1
目的:証言から設計図を描くことで、2つのことについて考えを共有する。
   1、想像すること=ちょっとした未来を想像して世界は広げる。
   2、共有すること=意見や考えが一致しなくても、それを知ること

△1
問いかけ:すべてに正解や答えを求められる中、アートの価値観とは?
     大きなことを自分ごととして持ち帰ることとは?

■証言が置かれてる場所

■オフィシャルサイト
すべてそろっています。

2、扉を閉じたまま会期を終えた展示の経緯説明(詳細)

■扉を閉じたまま会期を終えた展示の告知

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3、提出された想像の設計図 

■参加者の応答の例ー内容確認中ー

■ヤマザキさんの応答

■ヒガシジのワークシート観察メモ


△2
4、類似例から読み解くキーワード

共通項としては、オンライン→バーチャル 書き換わっている。
それによって、観察結果からわかる 展示をみた ということをいかに語るかをいろんなモノサシで確認できるようになったように思える。

■みることができないという制約のカタチ
・警察は特別室での鑑賞という制限を求めた
コヨーテとのみ(という制約で)コミュニケーションをとろうとした
・原子力発電所付近の帰還困難区域という環境による制約
消えてしまったものをアーカイブによって復元すること
 ⇒(オリジナルがないという制約)
ひとりずつしかアクセスすることのできない制約をもったウェブページ

■第3者が関わりが見ることへの影響を与えるカタチ
・第三者の助言や意見に従って制作を進める手法、もしくはその制作物
・多様な背景を持つ人が集まり、作品を通じて語り合う場がつくられる。

■第3者の意見によって変化したカタチ
意見が反映され、半透明の紙で覆うなど変更をした

■展示に参加していることが自覚的になる形
・床に自分のメガネがあったときの反応を観察すること
・鑑賞者の投げ銭によって変化する展示(鑑賞者の投げ銭自体が要素)


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