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ただ、それだけの事。

師走。

寒さと比例するように、仕事が忙しさを増してきた。

忙しいのはありがたいし、いいことだ。逆に、今の時期忙しくないと淋しい気持ちになる。

私の仕事は、クリスマスが最高の繁忙期だ。入社してから、12月24日と25日は一度も休みだったことは無い。もう慣れたし、忙しいことも覚悟しているのでそれは問題ないのだが、この時期になるとどうしても1日に何回かは「感情」が邪魔をしてくる。

例えば。

「セロテープ無くなったらかえてよ~(´;ω;`)」

「こんなゴミ箱パンパンにゴミ入ってるんだから捨てようよ~( ;∀;)」

「床汚い!!誰も気づかなかったのかな??」

とか。書いていて自分でもイヤになるくらいみみっちいことで、イラっとしてしまう。

こんな時、私が使っている魔法の口癖がある。


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皆様は、漫画かアニメで「HUNTER×HUNTER」を見たことはあるだろうか。

休載が長すぎたりして話題になったりするけど、見始めると止まらないくらい面白い名作だ。

そのなかの、「キメラアント編」で出てくる悪役に、「プフ」というキャラがいる。蝶というか蟻というか・・・って感じのものと人間が合体したような感じの外見で、なかなかの美形で気取り屋なキャラなのだが、そのキャラの口癖がある。

それが、

「それだけの事。」

だ。プフの使い方としては、

「王様があれほど長い間黙って人の話を聞いたのは初めてですね・・・まあそれだけの事」

とか、

「邪魔なら始末すればいい・・・それだけの事」

とか、(↑これは実際に言ったかどうかわからないけど使い方のイメージです)


という、悪役らしいダークな使い方。

でも、私はこの言葉を聞いた時、ハッとした。


そうか、ただ、「それだけの事」なんだ。


いつも、だれかがやらなければいけない、ちょっとした仕事をする時、しぶしぶやってしまったり、なんならちょっとイヤイヤしてしまっていた。


でも、その仕事のどれだって、感情抜きで考えると、「それだけの事」だ。


セロテープなくなってる→すぐ新しいのに替える

ゴミ箱の中身いっぱい→すぐ捨てて新しいゴミ袋出す

床汚い→掃除する



感情を抜いて、事実だけに変換すると、本当になんでもないことだ。

例え、これらのことを自分がやる確率が多かったとしても、

「それだけの事。」

なのだ。(あまりに周りの人が気付かなかったら言ってやってもらってもいいかもしれないけど)


だれがやってもいい仕事なら、気付いた人がやる。

困っている人がいたら、助ける。


ただ、それだけの事。


ふとした時に唱えると効果抜群な呪文で、繁忙期を乗り越えようと思う。



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